こんにちは、コンドウです。
”いかにして仕事の効率を上げるか、人生の生産性向上を図るにはどうするべきか”
自己啓発系の動画や本では「無駄のない生き方」や「効率主義」などが人気のお題ですが、三日坊主を治すという観点から考えると全く逆です。
三日坊主を治すには、無駄を楽しむくらいの心の余裕が大切です。
なぜなら、三日坊主になりがちな行動目標の多くは、成果が出なくても今の生活に支障がないし、絶対に命に関わるような事態に陥ることはないからです。
結局、プラスαの行動なので、続かなくても現状維持はできてマイナスにはならないんですよね。
例えば
- ダイエットに失敗してもすぐに死なない(長期的には病気のリスクはありますが)
- 資格試験に落ちてもすぐに会社を首にはならない(昇進に影響が出る可能性はありますが)
- 副業候補の動画投稿が続かない(引き続き本業のみの収入に頼る必要はありますが)
目先〜短期的に見れば「出来ても/出来なくてもどっちでもいい」
と無意識のうちに自分のなかでの優先順位を下げている行動目標だから、三日坊主になるわけです。
三日坊主を治すための無駄とは
脱三日坊主の道のりにおいて無駄っぽい
- 本番ではなく練習
- 近道ではなく遠回り
- 結果ではなく過程
この3つを積極的に認めてしまうことで、三日坊主を楽しめる心の余裕を持てるようになります。
本番ではなく練習
「練習は無駄?」と聞かれれば、「無駄じゃない」と誰もがすぐに答えます。
でも、実際のところは練習が苦手な人はめちゃくちゃ多いですよね。
これは、きっと報われると信じていれば練習をいっぱいするはずなので、暗に無駄と思っていることになります。
そんなこんなで、せっかく決めた行動目標をいざ実践という段階になって「本番だ!」と力みすぎたり、前のめりになりすぎたりするのは、とてももったいないですよね・・。
なぜ、落ち着いて取り組めない状況になるかというと
失敗できない、また三日坊主になりたくない!
と気負うことで、ちゃんと自分の力を発揮できない、行動目標の先にある本来のゴールを見失うなど、悪循環に陥るからです。
この悪循環から脱出するために、先ほどお伝えしたように「出来ても/出来なくてもどっちでもいい」と自分のなかで位置付けられている行動目標に対して
「一発勝負の本番なわけがない、これ練習ね」と気持ちをリセットしてみてください。
練習だから失敗してもいいと思えれば、肩の力は抜けるし三日坊主も怖くありません。
練習で工夫を重ねることで、やがて成果につながるのは脱三日坊主に限ったことではありませんよね!
近道ではなく遠回り
子供の頃は思いついたら後先考えずに夢中でやっていたのに、行動する前にとりあえずノウハウや効率的にできる方法はないかと探してばかりいる大人になっていた。
そんな自覚がある人におすすめしたいのが、遠回りを楽しむ感覚を思い出すことです。
なぜなら、誰かが成功体験として提供しているノウハウやテクニックは、その誰かにとっての近道である場合がほとんどで、自分にとっても成功体験になる確率は残念ながらとても低いからです。
もちろん、そのノウハウやテクニックを抽象化したうえで、自分に合う形で実践できれば役に立つ場合もありますが。
一方、遠回りは自分の意思や考えに従った結果である場合が多いので、遠回りした分だけ「自分にとっての大切な経験や情報、知識など」を手に入れることができます。
あと、遠回りのときのポイントとして
- 遠回りの記憶・記録を形にしておく
- 形にした記憶・記録を必ず振り返る
- 振り返りで見つけた「活かせる要素」をすぐに使う
この流れを実践しておくことで、遠回りが絶対に無駄にならなくなります。
※「振り返り」の具体的な方法については、こちらの記事で詳しく説明していますので、ご参考にどうぞ。
個人的には、例えば「積ん読」は読書における遠回りですね。
一度興味を持った本は、めぐりめぐって思いもよらないタイミングで読むことで、最終的にしっかりと自分の知識やスキルアップになっている実感がありますので。
結果ではなく過程
しつこいですが、三日坊主になる行動目標は、ご自身のなかでの【優先度・重要度が低くなってしまっている】場合が多いです。
だからこそ、望まない結果になっても気にしないで、その過程に焦点を合わせて振り返り・分析を行うことが大切です。
自分にとってハードルが低い行動目標
こんな風に強く自分を責めるよりも
「なぜ、そうなったのか?」
をこれまでの過程から客観的な視点で探す方が、100倍意味があると断言できます!
- 過程を丁寧に細かく振り返って三日坊主になった原因や理由を見つける
- その点を修正してもう一度チャレンジしてみる
- 再度三日坊主になったら過程の振り返りと修正を繰り返す
これを続けられれば、最終的には必ず三日坊主を治せますよね!
最後に
一般的に無駄扱いされがちな「練習」「遠回り」「過程」を大切にして、それらを楽しめる心の余裕を持てることが、脱三日坊主への真の近道となります。
特に月並みですが、三日坊主になった過程は絶対に雑に扱わず、習慣への原石として丁寧に振り返ることを強くオススメします!
最後にちょっとややこしくなりますが・・・もう少しお付き合いを。
「行動目標」を達成するためにいろいろと「行動計画」を立てるのですが、その行動計画の立て方を間違えると、それこそ無駄になりますよという記事を書いています。
計画の段階で気をつけることで、三日坊主を回避できるようになりますので、ぜひぜひ、読んでみてください。