こんにちは、コンドウです。
脱三日坊主を達成するために気をつけるべきこと、やるべきことはたくさんあって、今回の内容も、脱三日坊主を目指すのにとても重要なポイントのひとつです。
なぜなら、今からお伝えする落とし穴にハマったままだと頑張って脱三日坊主に挑戦しても結果は同じ
「三日坊主になってあきらめる」を繰り返すことになりかねないからです。
正直なところ
「〇〇するだけで簡単に三日坊主にならなくなります!」
みたいな都合のいい話は一切ありませんし、今回もそんな内容ではないです。
ですが、魔法はなくても三日坊主を防ぐための方法はちゃんとあります。
それは、脱三日坊主を達成したい人ほどハマりがちな落とし穴について事前に知っておくことです。
その落とし穴とは
自分への期待の仕方を間違えている
ということです。
「期待」の意味を調べてみると
期待
あることが実現するだろうと望みをかけて待ち受けること。当てにして心待ちにすること。
goo辞書ー期待
と書かれています。
一般的には「期待」の先に必ず誰か相手がいて
- 相手 → 自分が期待される
- 自分 → 相手に期待する
ものであって、自分 → 自分に期待する という感覚はイメージしづらい人が多いかもしれません。
そんな、ちょっとピンときづらい自分に期待するとはどういうことかについてお伝えしていきますね。
自分に期待するということ
【自分に期待する】に関連する情報を検索してみると
「もっと自分に期待しよう!」
「自分に期待してはダメ!」
の両方の情報がたくさん出てきます。
それぞれの情報には納得できる部分や興味深い点がありますが、個人的には「自分に期待しよう!」派です。
なぜかというと、単純に誰かから期待されると嬉しいしテンションが上がるしやる気が出るからです!
突然ですが「ピグマリオン効果」という言葉を聞いたことがありますか?
ピグマリオン効果(教師期待効果)
他人から期待されることによって学習・作業などの成果が上がる現象
コトバンク ピグマリオン効果
アメリカの教育心理学者 ロバート・ローゼンタール教授が行った実験をザックリまとめると
- 学習能力予測テストを実施(ほんとはただの知能テスト)
- テスト結果より「今後成績が伸びる子リスト」を作成し担任の先生に渡した(ほんとはランダムに選んだだけ)
- その後、リストに名前のある子供たちは実際に成績が伸びた!(成績向上につながるような先生の意識・無意識の言動やサポートなどと、先生からの期待に応えようとした生徒の変化などが要因)
このように先生が期待する&生徒が期待されることで、どちらにとっても良い結果となったというものです。
自分の子供時代や大人になってから誰かに期待された経験を思い起こすと「確かにね〜」ってなりますよね。
それは「心地よい」「背中を押してくれる」「励みになる」のような期待です。
逆に過度な期待がプレッシャーになって嫌な思い出になった経験もあるとは思いますが・・。
そんな「ピグマリオン効果」は
自分から自分に期待する場合にも当てはまると思いませんか?
「今回も三日坊主になりそう」「どうせ三日坊主を繰り返すよな〜」とあきらめモードで取り組むよりも、「今回こそは!」と自分に期待することで望む成果につながる確率は上がるはずです!
ただ、自分に期待する際には
- 自分への期待度が高すぎる
- 自分への期待度を上げすぎる
など「すぎる」ことがないように意識しておくことが大切です。
自分への期待度が高すぎる、期待度を上げすぎる
先ほどお伝えしたように、期待(あることが実現するだろうと望みをかけて心待ちにする)する気持ちを自分に向けることはとても効果的です。
ですが、自分への期待の度合いが高すぎたり、上げすぎたりするのは問題があります。なぜなら期待度が過剰になることで、例えば
- 目標を見誤って焦点がズレてしまう
- ありのままの自分を見失ってしまう
- 無意識のうちにハードルを上げてしまう
という感じでわざわざ三日坊主の原因を作ることになるからです。
期待度を適正に保つことで
- 目標を見誤って焦点がズレてしまう→現実をふまえた行動目標
- ありのままの自分を見失ってしまう→自分の性格や環境に合わせた行動目標
- 無意識のうちにハードルを上げてしまう→小さく、細かい行動目標
のように、脱三日坊主に直結する行動目標が立てられるようになります。
何事も「ほどほどに」「ちょうどいい加減」にしておくのがポイントですね!
自分への期待が適正かどうかの見分け方
ところで、自分への期待度が適性がどうかをどうやって見分ければいいのかの判断に迷う場合があるかもしれません。
そんなときは、誰かに期待した結果、そうならなかったときに感じること、思うことをイメージしてみてください。
例えば、友人に〇〇と期待したのに
- 期待通りにならなくて「がっかり」
- 期待に応えてもらえなくて「嫌い」
- 期待を裏切られて「うらめしい」
いわゆる負の感情が少なからずわいてくると思います。
この負の感情をいつまでも引きづらずに、パッと気持ちを切り替えられる程度の期待が適正だと考えてみてください。
「これ以上自分に期待しすぎると、ダメだったときに 自己嫌悪/自己否定/自己批判に近い感情を持ってしまうかも」
と不安になる場合は、期待度を下げておく方がいいです。
「ちょうどいい加減」の塩は料理を美味しくするのに必要だけど、多すぎる塩は健康によくないみたいな感じ(伝わりにくいですか・・?)
最後に
大前提として、脱三日坊主を目指すなかで持つ「様々な感情」は、脱三日坊主において大きな役割を果たしません。
どちらかというと、邪魔になる場合が多いくらいです。
ですから、今回の「自分への期待」が持つ力は隠し味程度を思ってもらえればと。
つまり、自分を動かす大きな原動力にはなりませんが、背中は確実に押してくれるので「自分への期待」に期待することは地味に効いてきます。
今回は抽象的な内容が多かったのですが、三日坊主の具体的な解消法についてはこちらの記事を参考にしていただければと思います。