こんにちは、コンドウです。
過去に「三日坊主」の意味をちゃんと調べたことがありますか?
「そういえば調べたことがないな」って人が案外多いのでは。
僕の場合は自分で調べた記憶よりも、子供の頃に親や先生が怒ると口からよく出る言葉としていつの間にか認識していて
長続きしない→「三日坊主」
と連想するようになっていた気がします。
そんな「三日坊主」の意味を掘り下げつつ、実際はこんな風に理解した方が脱三日坊主につながるのにと考えていることについてお伝えしていきます。
三日坊主の由来・意味を読み解く
まずは検索すると出てくる一般的な由来・意味だと
あきっぽくて何をしても長続きしないこと。
また、そのような人のことをあざけっていうことば。
修行に耐えられず、三日で還俗げんぞく(一度、出家した者が、再び俗人に戻ること)をしてしまう僧侶の意から。注記「三日」は、きわめて短い時間のたとえ。
引用元 goo辞書 三日坊主の解説 学研四字熟語辞典 みっかぼうず【三日坊主】
三日坊主とは:僧侶が修行に耐えられず、きわめて短い時間であきらめたことをあざける(見下して悪口を言う・バカにして笑う)言葉
こんな感じで書き直してみると「三日坊主」って結構ひどい言葉だと思いませんか?
僧侶の修行の中身(実際にやったことはないのであくまでイメージですが)は
- 早朝から起床しそこから座禅・読経・掃除など夕食後も就寝までビッチリ
- 食事は動物性食品のない精進料理、お酒NG
- 夏は暑く冬は寒い季節をそのままの体感してしまう服装
他人事でも、もうキツイなと思ってしまいますよね。
さらに自分事として日常に当てはめてみると、僧侶になるための修行がつらくて戻ってきた友人や知人に対してあざけるなんて態度を取れる訳がないですよね、めちゃくちゃハードルが高いのをわかってますから。
そう考えると「三日坊主」という言葉の意味は、実は
- ハードルが高すぎると長続きしない
- 高いハードルにはそれを上回る強い動機が必要
- 長続きしない原因はあきっぽさではなく別の原因
とネガティブな要素のない言葉と捉えてなんの問題もないことがわかります。
「それは勝手に変換しすぎ!」と思う人もいると思いますが、個人的には上記のような解釈がとてもしっくりくるんです。
三日坊主への「誤解」
ここまでの段階で、僕が提案した「三日坊主」の意味の解釈について賛成でも反対でも全然構いません。
ただ、もしも「三日坊主」対して強烈なトラウマを抱えていたり、ひどい嫌悪感や恐怖を覚えるような状況だったら、一旦はこちら
- ハードルが高すぎると長続きしない
- 高いハードルにはそれを上回る強い動機が必要
- 長続きしない原因はあきっぽさではない可能性が高い
で上書きしてしまってください。
その方が心の安定にとって確実にいいので!
なぜ突然「心の安定」について触れたかというと
三日坊主になる=感情論・根性論
という大きな誤解を解いてもらいたいからです。
- 自分が我慢できないタイプだから
- 自分がやる気を維持できないから
- 自分が飽き性だから
三日坊主になる理由を聞くと、これ以外にも「自分が〇〇だから」がたくさん出てきます。
繰り返します、すべては誤解・勘違いですから安心してください!
三日坊主になる原因は細かく分解していかないと特定できないので、本当にザックリとお伝えするなら、その行動に対して、強い「興味」「動機づけ」があれば、脱三日坊主の確率は一気に上がります。
逆に瞬間的な原動力である「やる気」や「根性」は行動の習慣化にはほとんど役に立ちません。
三日坊主の「呪縛」
- 三日坊主を繰り返すのが嫌だから新しい挑戦をしたくない
- 三日坊主になったことを知られたくないから行動ができない
- また三日坊主になると自分がもっと嫌いになるから・・
今回一番お伝えしたかったこと、それは「三日坊主に囚われることの怖さ」です。
上に挙げた3つ例えを見て、ひとつでも思い当たる項目があった人は、三日坊主の呪縛にかかっている可能性が高いです。
もしかすると、三日坊主に対して
「できない自分の象徴」
「自己嫌悪の代名詞」
「恥ずかしい自分をさらす悪者」
こんな感覚を持ってしまっていないでしょうか・・。
・人は誰でも常に自分の色眼鏡をかけた状態で生活をしています。
・人間の脳は自分に都合のいいように瞬時に事実を置き換えるのが得意です。
・生き物は生命維持のために変化を極端に嫌います。
これは僕が勝手に言っていることではなく、ネット検索すれば出てくることばかりなので、ぜひ、それぞれについて調べてみてください。
本来のあなたは、新しいことに挑戦したり環境を変えることはプラスしかないことを知っていて、自分自身でハードルを低くできることもわかっているのに、三日坊主の「呪縛」のせいで
「失敗が怖い」
「人からどう思われるか不安」
「喪失感を味わいたくない」などの気持ちが先行し
「三日坊主になるくらいなら、今のまま何もしないで現状維持することが一番!」
というもったいない結論を出していないでしょうか?
もしも上記のような本当は希望していない脳内変換がすでに起きていたら、こちらの記事を読んでみてください。
最後に 三日坊主は習慣化の原石
これまでの人生で積もりに積もった三日坊主に対する誤解・勘違いを解消したり、三日坊主の呪縛から解放されるのは簡単ではありません。
でも、少しずつ考え方や意識を変えようとする気持ちさえあれば、僕が伝えたい三日坊主の見過ごされている本当の価値「三日坊主は習慣化の原石」であることを実感してもらえるはずです!