こんにちは、コンドウです。
三日坊主の代名詞と言っても過言ではない「ダイエット」
- ダイエットをするたびに三日坊主を繰り返す
- 1日目の勢いが2日目には影も形もない
- もう10年以上ダイエットに取り組んでいる
もしも、効果的と聞いたダイエット法をもれなく試しているのにどれも失敗に終わってしまうなら、ノウハウ頼みを一旦止めて目の前に立ちはだかるダイエットの高い高い壁に注目してみてください。
実は、ダイエットの壁は脱三日坊主にとって最大級に高い壁なんです。
それはなぜか・・・ダイエットは
目に見える効果が短期間では全く出ない反面、三日坊主になる要素が非常に多いから!
ダイエットを始めても、こんな風に
効果が全然実感できないから、なかなか楽しくならないのに
やらないといけないことは次から次へとめちゃくちゃあるので
すぐにめんどくさくなったり、しんどくなったり、嫌になったりする
というシンプルな話なんです。
ということで、ダイエットの壁を乗り越えるために
- 難易度をどのように理解して
- どう対処すればいいのか
を順にお伝えしていきたいと思います。
ダイエットの難易度とは
なぜ、ダイエットの難易度が高いのかは具体的にダイエットが三日坊主になる原因を挙げてみるとわかります。
- 食事の内容、量、時間が原因
- 運動の内容、量、時間が原因
- 親からの遺伝やこれまでの育ってきた環境が原因
- 現在の仕事の状況や日々の生活リズムが原因
- 我慢や苦痛を伴う行動が多いことが原因
人によっては他にもあると思いますが、パッと思いつくものを挙げただけで5つもありました。
このように、三日坊主の原因につながる要素が多いということは
- 仮に三日坊主にならなくても食事制限だけでは効果が一時的だったり
- 短期間にパーソナルトレーニングでカラダを絞ってもすぐにリバウンドしたり
と何かひとつだけをやっても元に戻ってしまう・望む効果が出ない確率が高いということです。
これが「英語を話せるようになりたい!」だと1〜3はほぼ関係性ないので、4を分析して行動計画を立てればいいだけです(5の感じ方は人それぞれですから・・)
このように、ダイエットに取り組む=最初からかなりハードルの高い挑戦をしているんだと理解しておくことで、ダイエットを始めてすぐに感じる「こんなはずじゃなかった・・・」を軽減できるはずです。
ダイエットの最大の敵は「脳」
続いても、難易度を理解するうえで絶対に押さえておいてほしいことです!
それは
ダイエットの最大の敵は自分の忍耐力でも気合いでも一緒に取り組む仲間の有無でもなく
自分の「脳」
ということです!!
ちょっと大げさに言い過ぎたかもしれませんが、ダイエットで結果を出すためには
脳とうまく付き合うために脳のクセを知って
脳に邪魔されないように味方につけて
脳にこちらの都合のいいように機嫌よく動いてもらう
こんなイメージを持っておくことがとても重要になります。
それでは、脳に邪魔をさせないために知っておくべきポイント、それは
脳には元々「ネガティブな情報や思考」に注意を向けやすく、長く記憶に残そうとする
という特徴を意識しておくことです。
ですから、ダイエットを三日坊主にしないためには
- どうせ今回も失敗するだろう・・・
- 本当に効果が出るのかな・・・
- また時間やお金を無駄にするのでは・・・
などのネガティブな考えを【必要以上に】膨らませないように、不安ばかりを募らせないように、いつも自分に働きかけるのが効果的です。
決して「ポジティブシンキングじゃなきゃダメ」と言いたいわけではありません。
言いたいのは、すでにスタート前からしんどくて大変なことだと思っているダイエットに対して、明日や未来のことを心配しすぎると脳がここぞとばかりにダイエットを止めさせようとしますので、ご注意くださいということです。
そしてもうひとつ、それは
脳は変化が嫌いでできる限り現状維持したい!
というやっかいなクセがあります。
なんとかしてダイエットしたい!というあなたの感情に反して、脳は全然ダイエットに乗り気ではありません。
なぜなら、脳にとってのダイエットとは
など、脳の理想とする生き延びるためのカラダと比較してネガティブな変化でしかないからです。
これは生き物が持つ生存本能によるもので、人間はもちろん動物ですから
食べたい(本能) > 食べちゃダメ(理性)
となるのは当然の結果ですよね。
では、本能に打ち勝つにはどうしたらいいでしょうか?
これなら絶対に有効!なんて方法は存在しませんが(あるならダイエットできない悩みはなくなるはずなので)
同じく脳のクセを利用して
自分で意識的にダイエットを 楽しむ・楽しがる・楽しいと信じ込む
という方法がおすすめです!
その行動を楽しいと認識することで、脳からは「セロトニン」「ドーパミン」などの脳内物質が出るため、前向きにダイエットに取り組めるようになります。
ですから、例えば
- ダイエットに関連する言動は全て笑顔で行う
- 自分の考えや気持ちは無視して「楽しい!」を連呼する
- 〇〇をやったら全力で自分を褒めちぎる
と脳が楽しいと思ってくれる、脳を勘違いさせるように振る舞うことを意識します。
もちろん、三日坊主にならないように、ハードルをできるだけ下げたり、やることを細分化したりといった事前準備はちゃんとできていることが前提条件です。
その他の脳の特徴については、こちらの記事にまとめていますので、後で読んでみてください。
ダイエットに取り組む目標を絞り切る
ここまでで、ダイエットについては
- 三日坊主になる要素が多いこと
- 脳が全力で邪魔をしてくる
この2つが主な原因で難易度が高くなるとお伝えしました。
では、そんな難易度の高いダイエットにどう立ち向かえばいいのか。
それは
ダイエットに取り組む目標(やるべきこと)をひとつに絞り切る(コツはできるだけ、小さく、狭く、細かく、ハードルを低くする)
です。
そもそも一概にダイエットと言っても
- 外側の変化(カッコよくキレイに見せたい、お気に入りの洋服などが着られるようになりたい、筋肉美、強くなりたいなど)
- 内側の変化(病気の予防・改善、カラダの機能向上、自信・自尊心・自己肯定感アップなど)
と目指すゴール(目的)は人それぞれですよね。
目的達成のために、ついついあれもこれも手を出したくなりますが、そこはグッと我慢をして自分が取り組みやすいことのひとつに絞ります。
絞るときのコツは
以上を参考に実践してみてください。
特にダイエットにおいては、チリツモ戦略(塵も積もれば山となる)が効果的ですから、食後すぐに歯磨きをする、白湯を飲む、歩きやすい靴を履く、リモコンの置き場所を変える・・・。
という感じで、なんでもいいので手取り早くできることからどんどん習慣にして「続く自分」のベースができてから本命の筋トレや食事制限、〇〇ダイエットといったノウハウにチャレンジすると、成功率が上がりますので!