マインドフルネスとは目の前のことを意識し今この瞬間にいること

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こんにちは、コンドウです。

GoogleやApple、メルカリなどの有名企業が次々と導入しているマインドフルネスに対して、いまだに「あやしい」「危ない」「うさんくさい」という感覚を持つ人がいるかもしれません。

特にマインドフルネスに瞑想がくっついて「マインドフルネス瞑想」になると、さらに拒絶反応が出てしまうようですが、物は使いようですし食わず嫌いほどもったいないことはありません。

というわけで、今回はマインドフルネスへの誤解を解きつつ? 最後はちょっと興味を持ってもらえるようにお伝えしていきます。

マインドフルネスの定義とその効果

マインドフルネスの定義

マインドフルネスとは

今この瞬間の出来事に意識を向けて、何も判断せず/評価せず/とらわれずに、ただありのままの自分に注意を向け、それを受け入れる

という状態を指します。

日々暮らしていると過去の失敗をいつまでもクヨクヨしたり、未来の起きるかどうかもわからないことを想像して思い悩んだり、形のない不安にドキドキしたことが誰でもあると思います。

この過去の出来事を繰り返し思い出す時間や、将来への不安が頭のなかをグルグル回っている「心ここにあらず状態になってしまうと、人はどんどんネガティブな方向に引き寄せられて、最終的には思考停止状態に陥りやすくなります。

その結果

  • 思考力・判断力が落ちる
  • 食欲がなくなる・眠れなくなる
  • 必要以上に自分を責める・自信をなくす

などの望ましくない症状につながっていきます。

このような悪循環にハマらないようにする予防策として、自分のなかにマインドフルネスな状態を作り、それを維持することがとても大切です

マインドフルネスの効果

マインドフルネスによって

  • 仕事や勉強などに対する集中力や生産性が向上する
  • ストレスや不安、悩みなどが改善される
  • 物事に対して前向きに冷静に対応できるようになる

などの効果が期待できます。

なぜ、そのような効果があるかというと、マインドフルネスな状態にあるとき

脳が 休憩中

になるからです。

例えば、事務処理中に複数のファイルを開いて重たい作業をするとPCが熱を持つのと同じで、脳もスマホのしすぎやゲームのしすぎなどで常にフル稼働していると当然疲れ果ててしまいます。

いわゆる「脳疲労」の状態です。

そんなときに必要なのは脳を休ませてあげることです。

今この瞬間の出来事に意識を向けて、何も判断せず/評価せず/とらわれずに、ただありのままの自分に注意を向け、それを受け入れる

と文字でみると、「自分はいったい何をどうすればいいのやら」と困ってしまうかもしれません。

でも、脳にとっては目の前のひとつのことだけに意識を向けていればいいので、実はボーッとすることができる=全力から省エネモードに切り替わって脳疲労を回復させる時間になるんです。

筋トレの後に休息が必要なように、肝臓の休肝日があるように、脳にも休ませる時間が必要です。

1日10分でも脳を休ませてあげれば、想像以上の恩返してしてくれるはずです。

マインドフルネスになるための手段とは

冒頭にチラッと書いたマインドフルネス瞑想は、マインドフルネスな状態になるための手段として瞑想を使うということです。

だから、マインドフルネス=瞑想ではないんです。

例えば

ほかにも、ぬり絵や写経、洗車などなど。人それぞれ、いろいろな手段があります。

ソフトボールの上野由岐子さんのレゴブロックや俳優の菅田将暉さんの服作りなどもマインドフルネスな状態になるために実践されているはずと勝手に思っています。

自分の好きなことをやっていると時間を忘れる、あっという間に時間が過ぎる

子供の頃に夢中になってやったことを思い出して、改めてやってみるのはとてもオススメです。

いくつか試すなかで、マインドフルネスな自分になるための最適な手段が見つかるかもしれませんので!

「今ここ」にいる意味

どんなに悔いても過去は変わらない。どれほど心配したところで未来もどうなるものでもない。いま、現在に最善を尽くすことである。

パナソニック創業者である松下幸之助さんの言葉です。

「過去を悔やむな」「未来を考えるな」「今を生きろ」

確かにそのとおりなのですが・・

実際は、「ついつい過去の失敗を悔やんで」「未来のことを考えて心配になって」「うまく今を生きられずに毎日を過ごしている」

なんだったら、そんな自分の状態に対してさらに悩んだり、もっと自分が嫌いになったりと。

そうなんです。

ある日突然、自分の性格や考え方をガラッと変えることは本当に難しいです。

なぜなら、脳が変化を嫌がり現状をキープさせようと強烈に仕向けるからです。

でも、1日に5分だけ自分の時間を確保して、自分のやりたいことや好きなことにその時間を使う。

そうやって、意図的に脳を休ませる時間を少しだけ作ることなら、できそうな気しませんか?

まずは、1日5分と言わず1分、たった1分でいいのでご自身に自由時間をプレゼントしてあげてください。

この日々の1分の積み重ねが近い将来に必ず脳のパフォーマンスを回復&向上させて、脳が活躍してくれることで、あなたは望む成果を手に入れられるはずです!