こんにちは! コンドウです。
僕が以前働いていたコールセンターでは、業務委託という形で仕事を請け負うことが多いため、クラアント企業の所有するコールセンター内で勤務していました。
当然、自社のメンバーだけでなくクライアント企業の従業員の方々もおられ、契約形態についてもアルバイト・パート・契約社員・正社員と様々でした。
そんな少し変わった職場環境で
- 役職や性別・年齢に関係なく「上から目線」で「感情的」に話す人
- 反論や言い訳ばかりで言うことを聞いてくれない「素直じゃない」人
- 人のせいにばかりする「無責任」な人
- どんな状況でも「正論」をふりかざす人
など「空気が読めない」「KY」と言われる人たちを数多く見てきました。
ご本人にはその意識がない場合がほとんどのため、裏で
- 「あの人、いつも偉そう」
- 「なんか上からで感じ悪い」
- 「話が全然通じない」
- 「一緒に仕事がしづらい」
なんて言われるのがもったいな〜と思っていました。
そこで、僕が感じたコミュニケーションを円滑にするための「こうしたらいいのに」は
- 最初に相手の状況を確認する
- 人のせいにせず、謝るべき時は素直に謝る
- 感情を抑えて、ゆっくりと話す
- 「正論」は扱いに気をつける
- 自分について知っておく
では、それぞれについて、お伝えしますね。
最初に相手の状況を確認する
ちょっと思い出してみてください。
例えば、誰に相談するとき、あなたのペースでいきなり話しかけていないですか?
「ちゃんと声かけをして、相手に確認を取ってから話し始めているよ」
と思われたあなた、本当に相手は聞く態勢になってました?
ではさらに細かいですが、あなたの聞いてほしいを押し付けるような言葉を使って話しかけていませんか?
- 「ちょっと聞いてください」
- 「今、困ってるんですけど」
- 「すぐに終わる話なんです」
そう言いたくなる状況あるからこそ、焦って・急いでいきなり話しかけてしまうのは、もちろんわかります。
ただ、いくら丁寧な言葉遣いでも「I(わたし)」が前面に出てしまうと相手には押し切られた感が残り、結果モヤモヤさせてしまいます。
例えば
- 「今、話しかけても大丈夫ですか?」
- 「あとで、5分ほどお時間いただけますか?」
- 「〇〇の件、後ほど相談させてください」
このように、「I(わたし)」の都合ではなく、相手=「YOU(あなた)」の気持ちや状況をうかがう疑問形を前に持ってくることで、相手が自分の意思で手を止めて気持ちよく話を聞いてくれるようになります。
人のせいにせず、謝る時は素直に謝る
あなたはミスやトラブルが起きた時、ちゃんと謝っていますか?
最初に言い訳をしたり、人のせいにしていませんか?
- 「〇〇さんがそう言ったから」
- 「引き継ぎが不十分だった」
- 「どちらにしても手遅れだった」
後々、起きたミスやトラブルを検証してみれば、確かにあなたの言う通りなのかもしれません。
でも、今起きているミスやトラブルの把握や火消しに動いている相手に対して、反論や言い訳を続けることにどれだけの意味があるのでしょうか。
誰のせいにしてみても、好ましくないことが起きている事実に変わりはありません。
やるべきことは事態の改善・終息だけです。
絶対にあなたが悪くない場合を除き、原因の一部に少しでも心当たりがあるのであれば、最初に謝った方がいいです。
とりあえず謝っとけばOKってことではありません。どうせ非を認めるなら早い方が効果的ということです。
タイミングを間違えるとせっかくの「謝罪の価値」が下がってしまいますので。
感情を抑えて、ゆっくりと話す
早口は、あなたのたかぶった感情をそのまま言葉にのせていることが原因の場合がほとんどです。
思っていることをギュッと詰め込んで早口で話すと、相手にはヒステリックな感じを与えたり威圧的に聞こえて不快に感じさせます。
感情的になると声のトーンが高くなることで相手に耳障りで聞きづらい印象を与えるため、声そのものにも注意が必要です。
感情がたかぶった時こそ、話すリズムを遅めにし、声のトーンを少し下げることを意識すると、あなたへの印象はグッとアップします。
また、緊張感や自信の無さから早口になっていませんか?
そんな時は「深呼吸」がオススメです!
深呼吸の効果は様々ですが、ここでは気持ちを落ち着ける・前のめりで話さないように一拍おいてから話し始めるなど、ご自身の精神面のリセットをするために実施します。
- 息を〇秒吸って、〇秒吐くのが正解?
- 鼻から吸って、口から吐く、どうするのが正解?
- 姿勢は?回数は??
いろいろ考えだすと、完全に逆効果なので、細かいやり方は無視をして、あなたが気持ちいいと感じる深呼吸を試してみてください。
「正論」は扱いに気をつける
あなたは「正しいことを正しい」と言いすぎていませんか?
「えっ、何が言いたいの?」とイラっとさせたかもしれませんが、これは本当に重要なポイントです。
「正論」で直球勝負をするのはやめませんか。
どうしても「正論」を主張したければ、時と場合を選ぶようにしてください。
例えば
①会議の場で同僚が間違ったことを言いました。
あなたはすぐにその場でそれを指摘し訂正しました。
あなたはただ正しい議論をしたかっただけかもしれません。
でも、同僚は屈辱的な仕打ちと感じました。
②あなたの後輩が良かれと思ってやったことがミスにつながりました。
あなたは「なんでルール通りにしなかったの」とみんなの前で怒ります。
後輩は心の中では自分は間違っていないと反発します。
誰もが正論は正しいことなんて百も承知です。正直、大人だから言われなくてもわかっていますし。
あなたの目的が相手を論破することなのか、それとも良好な関係を築きたいのか。
後者なのであれば、正論で相手を追い詰めて逃げ道を塞ぐことはやめるべきです。
なぜなら、あなたの価値・評価だけが下がってしまう可能性が高いからです。
あとはそもそも論ですが、その正論は本当に相手にとっての正解なのでしょうか。
事実はひとつだけど、真実は人の数だけある
なんて言われるように、もしかすると、自分にとっての正解を相手に押し付けているだけかもしれません・・よね。
自分について知っておく
最後になりましたが「自分について知っておく」実はこれが一番重要です。
なぜなら、自分の性格や行動パターンを正確に把握することで「空気が読めない」状況を回避したり、乗り切ったりできる確率が上がるからです。
例えば
- 一方的に自分の話をしてしまうのはどんな場面・気持ち?
- 感情が抑えられないときはどういう感情が根底にある?
- つい正論を言ってしまうパターンは・誰の場合が多い?
その他にも、空気を読めていないと言われたとか、場の空気を変えてしまったと感じたときのことを思い出して、そのときの自分の具体的な言動に対して
before→after的に、傾向と対策を立てておくと、いざその場面になったときに、うまく対処できるようになります。
さらに深く自分を知る方法について、下記の記事を読んでみてください。
「本当の自分、ありのままの自分を知る」=自己理解を深めることで、人生は大きく変わるはずです!
まとめ
僕が、オススメする「空気が読めない」の治し方は・・・
- 最初に相手の状況を確認する
- 人のせいにせず、謝るべき時は素直に謝る
- 感情を抑えて、ゆっくりと話す
- 「正論」は扱いに気をつける
- 自分について知っておく
は、この5つです。
本当は能力が高くて仕事ができる方なのに「I(わたし)」が前面に出てしまうばかりに、誤解され仕事がやりづらい環境になってしまうことほど、もったいないことはないと思います。
癖や性格はすぐになおすことはできませんが、常に意識して改善するイメージを持ち続けるだけで、周りからのあなたの評価はどんどん良くなっていきます。
努力だけでなく、時間も根気も必要ですが、ぜひ、試してみてください!