こんにちは、コンドウです。
「アイデアはどんな場所でどんなときに浮かびますか?」
と聞かれたら、多くの人が風呂、トイレ、ベッド・布団に入ってボーッとしているとき、を思い浮かべると思います。
では、そのパッと浮かんだアイデアってその後どうなっていますか?
- 「そのまますぐに忘れる」
- 「そもそも気にしていない」
- 「絞り出したアイデアじゃないから」
などとスルーしているのであれば、そんなもったいない話はありません。ぜひ、今日からは忘れないようにメモってくださいね!
なぜ、「ただの思いつき」に価値があるのか。
それには、脳の神経回路のひとつ
デフォルト・モード・ネットワーク
が関連します。
デフォルト・モード・ネットワークは
ボーッとして何も考えていないときに動き出して
頭の中の記憶定着や整理整頓、内省、過度な集中からの解放を行うことで
頭がクリアになって創造性を高める!
という働きをしてくれます。
風呂、トイレ、ベッド・布団に入ったとき、あの短時間のさらにほんの一瞬だけで浮かぶアイデアは、実はただの思いつきではなくて「価値のあるアイデア」だったんです!
では、あの短時間をもっと効果的に過ごすためには、どういう条件が必要なのか?
それは
- スマホをやめる
- 深く息を吐く
- リラックスする
の3点です。
それでは、それぞれについてお伝えしていきましょう。
スマホをやめる
なんといっても、これが一番重要で絶対条件です。
風呂でスマホ、トイレでスマホ、寝落ち直前までスマホ・・
確かにスマホは、何を調べても探しても秒で見つけることができる最強の道具ですが、デフォルト・モード・ネットワークに働いてほしいなら、スマホを触っていたらダメです。
ここに書くまでもなく、スマホのデメリットは広く知られていますが、単純に
風呂でスマホ→湯船に落下、トイレでスマホ→便器に落下、寝転がってスマホ→顔に落下
みたいな悲劇を避けるためにもスマホはリビングにでも置いておきましょう!
1日あたりの風呂とトイレの合計時間が約1時間だとすると、毎日1時間スマホをやめるだけで「スマホ依存の軽減」「価値あるアイデアの獲得」の一石二鳥です。
こんな絶好の機会をわざわざ自ら放棄するなんて、ほんとにもったいないですよね。
深く息を吐く
- 風呂でゆっくりと湯船につかった瞬間
- トイレで用を足す瞬間
- ベッド・布団に横になった瞬間
いつも無意識にフゥ〜と吐いている息を、意識して
ゆっくり・深く・長く吐く → ゆっくり・深く・長く吸う
この1セットを風呂、トイレ、寝る前にそれぞれやってみてください。
そうすると、頭の中をぐるぐる回っていた考えや悩みなどから呼吸に意識が向くことで、ボーッとする瞬間できてデフォルト・モード・ネットワークが働き出します。
繰り返しになりますが、やることは簡単です。
意識的に呼吸を「ゆっくり・深く・長く」する、これだけです!
たったこれだけで、アイデアが出やすい状態を再現することができます。
リラックスする
すごく当たり前の話ですが、リラックスすることはとても大切です。
ザックリ言うと、カラダを楽にして緊張を緩めてくつろげば、それだけで自律神経のバランスが整います。
例えば
- 風呂でゆっくりと湯船につかると→ 物理的にカラダの重さから解放されてリラックス
- トイレで用を足すと→我慢から爽快な状態になってリラックス
- ベッド・布団に横になった瞬間→1日の終わりを実感してリラックス
こんな感じでココロとカラダが、心地よさや充足感を得ることで心身ともにリラックス状態となり、ボーッとする瞬間できるとデフォルト・モード・ネットワークが活性化します。
そうなれば、あとはデフォルト・モード・ネットワークに任せて、浮かんできたアイデアを忘れないようにするだけです。
「もっとリラックスした方がいいよ」と言われると、リラックスするために何か特別なことをしなければと気が重くなる人がいるかもしれませんが、1日に何回も訪れる
フッと気が抜ける瞬間
に自分はリラックスできていると意識するだけでリラックス効果を得られますので、ぜひ、試してみてください。
まとめ
自分にとって価値のあるアイデアが浮かんでほしいときは
- スマホをやめる
- 深く息を吐く
- リラックスする
この3点を組み合わせて実践すると、デフォルト・モード・ネットワークが働きやすい環境が生まれて、いいアイデア発生率が上がります。
こんな心強いデフォルト・モード・ネットワークですが、活性化させることによるデメリットがあります。
そのデメリットとは
脳の全エネルギー消費のうち、約70〜80%を占めてしまうことで
大量のエネルギーを消費すると
脳が疲れてしまい
ネガティブな感情を抱きやすくなる
ということです。
平日の仕事が忙しいときは悩んだり不安になったりしないのに、休日にひとり家でボーッとしていると急にネガティブな感情に襲われる一因と言えます。
というわけで、デフォルト・モード・ネットワークのメリット・デメリットをふまえつつ、ちょうどいいバランスでデフォルト・モード・ネットワークに働いてもらいましょう!
それには、お伝えした風呂、トイレ、ベッド・布団での過ごし方の実践がおすすめです。