人に話すことの効果を知らないと損をする3つの理由

こんにちは、コンドウです。

「アウトプットの重要性なら、言われなくてもわかっているから」と思った人

そんなあなたにこそ、お伝えしたいことがあります。

「アウトプットする」というと

  • 学んだことをSNSやブログに書く
  • セミナーをする
  • 動画にする
  • 本に書く

など、何かの形・成果物として外に向けて発信することですが、今回はそうではありません。

僕がオススメするのは、例に挙げたようなアウトプットではなく「力を抜いてダラダラ話すこと」なんです。

ダラダラ話すことで得られる効果は

  • 話すことが自分で気づくきっかけになる
  • 自分では気づけないことを相手が見つけ出してくれる
  • 頭の中がスッキリと整理され、心が落ち着く

この3つです。

「力をぬいてダラダラ話す」と言われると、なんとなくイメージが悪いかもしれませんが、自分が

  • まとまらないこと
  • 悩んでいること
  • 困っていること

などを、とりとめなく話すことで良い結果を得ることができる話し方と言えます。

これは、僕が勝手に言っていることではなくて、コーチングの効果的な手法のひとつなんです。

オートクラインとは・・・
自分が話した言葉や内容を、話すと同時に自分でも聞くことで、自分が考えていたことに気づく(気づかされる)こと

だから、しっかりと構成を考えて明確な意図を持って話すよりも、ダラダラと出てくることをそのまま言葉にすることのほうが、ずっと重要で様々な効果が期待できる訳です。

話すことが自分で気づくきっかけになる

例えば、誰かに話しているうちに、突然、悩みや問題が解決したり、いつの間にか方向性が決まった経験はありませんか?

実は思いつくままに言葉にしてみることで、話している最中に自分自身で何か大切なことや悩みの答えなどに気づくことがよくあります。

なぜなら、誰でも自分が絶対にできないことや、自分ごととして考えられないことでは、決して迷ったり悩んだりしないからです。

  • 国内旅行に行くかどうかは迷えても、月に旅行に行くかどうかは(今のところ)迷えません。
  • 会社や得意先で、頼まれた仕事を受けていいかを迷えても、何の関連性もない仕事を勝手に始められるかどうかは迷えません。

「自分で対応できる」

「自分で解決できる」

「自分で答えを見つけられる」

ことだからこそ、言葉にして外に出してみることが重要です。

そうすることで、必ず自分の中に答えを見つけることができますので!

自分では気づけないことを相手が見つけ出してくれる

自分の話をするので当たり前のことなんですが、通常、人に話す時はほぼ主観的な考えをもとに話をします。

で、いろいろな話をしていると、相手から想像もしなかった反応や回答・意見をもらう時があります。

コレです! 

これが思いつくままに話すことで

相手からもらえるプレゼント

なんです。

その瞬間に、刺さる・目からウロコの気づきや解決策を手に入れることができます。

まだその時は、ピンとこない・聞き逃すような小さなヒントかもしれませんが、少しでも引っかかったことは頭や心の片隅に残り続けています。

お風呂に入っている時・寝る前、いきなり頭の中でつながって、大きな成果や変化をもたらしてくれることがあります。

そんな重要な気づきやヒントを見つけ出してくれる話し相手とは

あなたが話し相手にとって「良い聞き手」であればあるほど、あなたが話した時に「大きなプレゼントをくれる聞き手」になってくれるはずです。

頭の中がスッキリと整理され、心が落ち着く

南北戦争の最中、リンカーンは故郷のスプリングフィールドの旧友に手紙を出して、ワシントンへ来てくれといってやった。

重要な問題について、相談したいと言うのである。その友人がホワイトハウスに着くと、リンカーンは、奴隷解放宣言を発表することが、果たして得策であるかどうか、数時間に渡って話した。

自分の意見を述べおわると、今度は投書や新聞記事を読み上げた。あるものは解放に反対し、あるものは賛成している。こうして数時間の長談義が終わると、リンカーンは友人と握手をし、その意見は一言も聞かずに帰してしまった。

初めから終わりまで、リンカーンひとりがしゃべっていたのだが、それですっかり気がはれたらしい。

引用元:D/カーネギー著「人を動かす」

唐突にあのリンカーンの話を持ち出してしまいましたが、ここには、人に話すことの重要性がハッキリと書かれています。

実際に、リンカーンが奴隷解放宣言を発表することに悩み、友達に話したことで気持ちが固まったのかどうかはわかりませんが、リンカーンの側近ではなく旧友を選んだのはとても興味深く、人に話すことの核心をついていると思います。

ポイントは

STEP

旧友に大事なことを

STEP

一方的に話す続けて

STEP

意見は聞かずに帰した

ことです。

政治家や経営者の中で、専属の占い師や風水師に頼る人が結構多いと聞きますが、それは鑑定結果が欲しいだけでなく、実務と関係がない信用をしている人に「話すこと」で頭の中を整理するためだと思います。

まとめ

人に話すことで

  • 話すことが自分で気づくきっかけになる
  • 自分では気づけないことを相手が見つけ出してくれる
  • 頭の中がスッキリと整理され、心が落ち着く

この3つの効果が期待できます!

重要なアウトプットの準備のひとつとして「人に話すこと」は本当に効果がありますので、ぜひお試しください!