三日坊主克服の邪魔をする致命的な思い込み

数字

こんにちは、コンドウです。

三日坊主を克服したい、習慣化したいと思い立ったとき、まず最初に目安(おおよその基準)としての「数字」を意識/認識/設定・・すると思います。

例えば、日数だと

<日数>
飽きやすく長続きしないこと・・・「3」日坊主
・習慣になるまでの日数・・・「21」「66」日
・ある分野の専門家になるために必要な時間・・・「10,000」時間

ほかにもあると思いますが、よく目にする数字としてはこんな感じです。

さっそくですが、今回お伝えしたいこと、三日坊主克服を邪魔する致命的な思い込みとは

「数字」さえクリアすれば、なんとなく結果が出るのでは、出るかも、出るはず

という誤った思い込みです。

言い換えると

  • 数字を目安にできる人
  • 数字に縛られる人

のどちらにあてはまるかで、三日坊主克服や習慣化にチャレンジした際の結果に大きな差が出るという事実です。

数字を「目安にできる人」と数字に「縛られる人」の違い

習慣になるまでの日数・・・「21」日 を例にすると

【目安にできる人】

数字を進み具合の判断基準として意識しつつ試行錯誤しながら行動しているうちに、気づいたら21日間続いていた。

【縛られる人】

数字を意識しすぎて、途中から「21日続けないといけない」「21日間続きさえすれば・・」という気持ちが勝ってしまって、行動を始めた当初の気持ちや本来の目標、その先に決めたはずのゴールを見失ってしまった。

このように、数字を目安にできる人は、数字をただの基準のひとつとして捉えて、重く難しく考えすぎずに頭の片隅に置いておける人です。

一方、数字に縛られる人は、早い段階で数字を達成すること自体が目的になってしまう傾向がある人です。

もう少し数字についての話を拡げると、例に挙げた「日数」以外でも

  • 資格試験の合格を目指すときのテストの「点数」
  • ダイエットに挑戦するときの「体重」
  • 早起きに挑戦するときの「時間」

それぞれ数字にこだわりすぎずに、一歩引いて結果や起きた変化を確認する方が効果が期待できます。具体的には

□資格試験の合格を目指すときのテストの点数

→点数で一喜一憂するよりも、出題頻度の高い項目の習熟度や合格に必要な知識のバランスが取れているかの方が大事

□ダイエットに挑戦するときの体重

→◯ヶ月で◯キロ痩せなくても、体調の変化を感じたり健康診断の結果が改善されていれば大成功

□早起きに挑戦するときの時間

→有名起業家と同じ◯時に起きられなくても、自分が快適で頭がスッキリしている、気分が爽快と感じる時間であれば理想的な起床時間

と視点を変えることで、数字を達成できなくても得たものがあったことに気づけるわけです。

数字は目標を明確にして進み具合を客観的に把握するのに最適なため、子供の頃から数字数字と言われ続けて社会に出てからも数字に追われている人が多いと思います。

数字を軽視するつもりはありませんが、あまり数字に気を取られ過ぎると本当に大切なものを見失う結果になりますので、三日坊主克服のためには数字を「おおよその基準」程度に思っておくのがオススメです!

数字に縛られず目安にするための考え方

数字に縛られずに目安にするとは、例えば1日10ページ以上の読書を目標とした場合、読書によって

手に入れたいゴールから逆算した目標を満たすための目安(おおよその基準)

と考えます。

ですから、目標によって目安は変わってきます。もっと言うと、柔軟に変えつつコツコツと取り組む方が確実に結果につながります。

「目標を簡単にコロコロ変えるな!」と子供の頃から怒られてきた経験が多い人ほど、数字を守れなかったり、目標値を下げることに恥ずかしさや自己嫌悪、自己批判の感情を持つと思います。

が、これは三日坊主克服においては一番不要で無駄で意味のない邪魔な感情ですから、躊躇なくバンバン数字を変えてしまいましょう。

ハードルは極限まで下げまくって、その分楽しみながら穏やかな気持ちで少しずつ少しずつ行動を重ねていくのが、脱三日坊主の極意ですから!

話を戻して、読書を習慣にしたい場合

目標:ダラダラ観てしまうYouTubeの視聴時間を減らしたい

→読書の質は無視して10ページ以上紙をめくれればOK

目標:資格試験に合格してと会社で昇進・昇格したい

→ページ数ではなく知識量や理解度が上がればOK

目標:〇〇について勉強して新しいスキルを身につけたい

→決めた1冊を読み終えることにこだわらず、複数の本を同時に読んだ合計が10ページでOK

こんな風に、目標が違えば当然目安にするべきポイントはそれぞれ変わってきます。

そう考えると、数字から解放されると自由度が増して三日坊主にならないためのアイデアが湧き出てくる気がしませんか?

数字とのほどよい距離感が大切

繰り返しになりますが、具体的な数値目標を持つことは、行動計画の基本でありキモであるのは間違いありません。

今回お伝えしたかったのは、「数字」が持つメリットとデメリットについてです。

会社の売上や利益、顧客との契約などに使われる数字とは違って、三日坊主克服に使う数字は自分に対しての自分だけの数字です。

だからこそ、数字とのほどよい距離感 おおよその基準として数字 を意識していれば十分です!

もしも、これまでの三日坊主経験のなかで

  • 数字が絡んでテンションが下がってしまった
  • 数字を言い訳にしてあきらめてしまった
  • 数字のプレッシャーに負けてしまった

こんな記憶があれば、大チャンスです。

その三日坊主になってしまったチャレンジの数々は貴重な宝の山ですから、習慣化への原石を探して出して再チャレンジしてみてください。

数字の呪縛から自由になることで、次こそはほしい結果を手に入れられるはずです!

三日坊主の原因の振り返り方とその活かし方についてはこちらの記事に詳しく書いています。