三日坊主になりやすい間違った行動計画の立て方

アイキャッチ画像

こんにちは、コンドウです。

新しいことに取り組むとき、やりたいことを始めるときに、まずは行動目標をその後行動計画を立てると思います。

行動計画といっても、別にスケジュールを引いて、進捗管理表を作って、タスク管理アプリを使ってみたいなレベルではなくて

「いつから、どの程度(時間・お金・労力)でやろうかな〜」と頭で考えるくらいを指しています。

そんなフワッとした感じなら、三日坊主になりやすいとか間違った行動計画の立て方だとか言わなくても・・と思われたかもしれませんが、決してそうではありません。

頭のなかでパパッと計画できてしまうからこそ、逆に意識してほしいポイントがあります。

三日坊主になりやすい間違った行動計画の立て方とは

  • 開始日として明確な未来日を設定する
  • 初期投資に期待を込める
  • 準備期間が長い

の3点です。

どれも第一印象は「あれ、どこか間違ってる?」と悪くない感じを受けると思いますが、それはすでに無意識で間違った行動計画の立て方をやってしまっているから違和感を持たない可能性が高いだけです。

それでは、それぞれの項目のどこがマズイのか、どう直せばいいのかについて詳しくお伝えしていきましょう。

三日坊主になりやすい行動計画の立て方

開始日として明確な未来日を設定する

一年の計は元旦にあり

を筆頭に

  • 4月1日新年度から
  • 誕生日:新しい1年の始まりを
  • 来月1日をスタート日に

のように、未来日を行動の開始日にする人はとても多いのですが、これが行動計画をつまずかせる大きな間違いです。

それはなぜかというと、3月31日と4月1日、誕生日前日と誕生日、今月31日と来月1日

計6日間の違いは感情面での違いであって、脳的には全て同じ365日のうちのいつもと変わらない1日だからです。

イメージしてみてください・・・・

今日は3月31日の水曜日
連日の残業で疲れて帰ってきて時計を見るともう22:00
そこから一気に食事をして風呂に入って、ソファでホッと一息つけたのが23:00
そういえば、4月1日から資格試験に向けた勉強を始めるんだったと思い出す。
明日から頑張ろうと心に誓ってソファで寝落ち(23:30)

翌日、ソファで目覚めた4月1日
本当に今日から「自分のための自分の時間」を作れそうでしょうか。

すみません、こういう書き方は誘導しているのでダメですよね・・

ここまでではないにしても、こんな風な日常を毎日過ごしている間に気づいたら1年が終わっていたとハッとした経験は誰でもあるんじゃないかと思います。

三日坊主になりたくなければ、未来日に行動の開始日を設定し、未来日なら行動できるかもしれないという実体のない期待を持つことを止める必要があります。

スケジュールを決め際に、開始日にするのは必ず「今日」がいいです。

初期投資に期待を込める

  • 打ちっぱなしデビューもまだなのにゴルフセットに20万円
  • 春から心機一転パーソナルトレーナーだったらと15万円
  • テンションの上がるランニングウェアとシューズセットに7万円

当事者じゃなければ「それ、無駄じゃない?」と冷静に判断できるのに、そうならないのが感情がたかぶっているときのこわさです。

  • 「初期投資をしてしまったんだから、絶対やめられない!」
  • 「気持ちよく始めるためには気分が上がることをしないと!」
  • 「前に〇〇のときは続かなかったけど、今回は額が大きから大丈夫!」

どれも三日坊主にならない根拠には全く該当しないのですが、なぜかこういうパターンは多いです。

「ハイリスクな挑戦」脱サラ起業するために1,000万円とか会社を買うために3,000万円必要とかの話ではなく、三日坊主になるかならないかみたいな「等身大の挑戦」のときはすぐに始められる物や環境から低コストで始めるべきです。

なぜなら、強い動機がない、失敗が許されない状況ではない分続かない可能性が高いからです。

繰り返しになりますが、初期投資額と三日坊主の成功率に関連性は全くありません。

何かを始めるときには、初期投資をできる限り抑えるのが鉄則です。

準備期間が長い

思い立ったが吉日:思い立った日が吉日と考え、さっそく実行せよ。何かする決心をしたら、その日のうちに取りかかるのがよい。

物には次節:物事をするには、それに適した時機があり、これをはずしては成功しない。また、時は刻々と過ぎ、来るべき時は必ず来る。

引用元:コトバンク 思い立ったが吉日 物には次節

いつ始めるのが良い選択なのかを表す相対することわざです。

意味を読めばどちらも納得できるし、過去の自分の経験に照らし合わせたとき、確かにそうだったと思い返せる場面が両方にあると思います。

ただ、今回は三日坊主になりたくないわけですから、選択肢は「思い立ったが吉日」一択です。

なぜなら、三日坊主になるかならないかを分ける大きな要因のひとつが、初動の早さと目標(ハードル)の低さだからです。

人はなにかを始めるときに、当初は等身大の自分に合わせた行動計画だったはずが、時間をかけてあれこれと考えてしまった結果

「もっと(高い目標でも)できそうな気がする」

「今回も三日坊主になる気がしてきた」

という感じで、徐々に迷走し始めて客観視できなくなる場合が出てきます。

というわけで

準備期間はなるべく短く、行動計画の実践はなるべく早く をオススメします。

三日坊主になりにくい行動計画の立て方

× 開始日として明確な未来日を設定する → ◯ 開始日は今日

× 初期投資に期待を込める → ◯ 初期投資は抑える

× 準備期間が長い → ◯準備期間は短く(実践は早く)

この3点を意識して行動計画を立ててみてください。

もちろん三日坊主になる原因はほかにもありますが、スタートダッシュでコケる回数は減るはずですので!

三日坊主になる目標の書き方とならない書き方についてもまとめていますので、ぜひ、参考にしてもらえればと思います。