認知バイアスを意識するだけで自己批判から解放される理由

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こんにちは、コンドウです。

まじめな人ほどやってしまう自己批判ですが、実際は自分自身を批判するのは見当違いなのに、そうとは知らずに自分を痛めつけてしまっている。

そんな人にこそ知ってほしいことがあります、それは「認知バイアス」の存在についてです。

意識や考え方をどうこうする・・みたいな話題は抽象的な内容になりがちなため、できるだけイメージしてもらいやすいように具体な例を挙げながら、なぜ認知バイアスを意識するだけで自己批判から解放されるのかについてお伝えしていきたいと思います。

「認知バイアス」とは・・・自分の考え方のクセ

突然ですが、認知バイアスという言葉を聞いたことがありますか?

認知バイアスとは・・・自分の過去の経験、思い込み、直感などの影響で論理的に筋が通らない判断をしてしまうこと

例えば、カジノでルーレットをしていて黒が連続で9回出た

→10回目では、さすがにもう絶対赤が出るだろうと赤にチップをドンッと賭ける!!

でも、実際のところは

※連続で何回黒が出ようが赤が出る確率は絶対に 1/2

となりますよね!

こういった「冷静に考えるとそりゃそうだわ」「知らず知らずそうなってた」的あるあるが認知バイアスと呼ばれていて、約100パターンくらいあるそうです。

人は誰でも日常において、2択の連続の中で生活をしています。

 ・歯を磨く?磨かない?

 ・会社に行く?行かない?

もちろん、これが2択以上になる場合もあるわけですが。

で、この2択の連続を脳がガンガン処理していくのに、どれだけ時間がかかるかというとほぼゼロです!

なぜなら、脳が自動的に瞬時に判断して、次々とさばいていくからです。(だから、日々の習慣になっていることで毎回悩んだりしないですよね?)

この自動的な判断に、認知バイアスが絡んでくると

自分が望む結果とは違う形になったり、完全に裏目に出てしまうとか「こんなはずじゃなかったのに・・」が起きてしまう状態になるんです。

ですから我々は【自分の直感を信じる、経験値を大切にする】その裏側で「認知バイアス」の罠にハマっていないかどうかを、自分を疑う余裕を持つことが、めちゃくちゃ重要なんです。

間違っても失敗をした自分に対して、きつい言葉を投げつけたり、思いっきり否定したり、軽蔑したりしないでください。

多少の差はあっても、誰もが無意識のうちに必ず考え方のクセのせいで判断ミスをしている訳ですから!

自己批判につながる代表的な考え方のクセ

自己批判から解放されてありのままの自分を認めてあげることは、脱三日坊主体質になる過程でとてもとても重要な変化です。

大袈裟でなく、自己批判の沼から抜け出せないと自分に自信が持てずに目標を達成できる自分をイメージできないため、結局、三日坊主を繰り返してしまいます。

ありのままの自分を認めることの重要性は別の話になりますので、詳しくはこちらからどうぞ。

自己肯定感

例えば「自分はネガティブな性格でいつも悪い方向にしか考えられない・・」という悩みを持つ人は多いと思いますが

ネガティビティバイアス

人はポジティブな情報よりも、ネガティブな情報に注意を向けやすく、記憶にも残りやすい性質を持つ。リスク回避のために、生物が進化の過程で身につけたものではないか、といわれている。

引用元:imidas-時事用語事典 ネガティビティバイアス

と最初からわかっていれば

「ネガティブな性格は生存本能として誰でも元々身につけているものなんだから」

「楽天的すぎるよりも、現実的な方が何かあったときに対応できるよね」

と気持ちが軽くなるし、いい意味であきらめがつきませんか?

他にも「人を見る目がない、騙されやすいの自分がバカだから・・」という人

チェリーピッキング

自説に都合のよい根拠だけを選び取り、こじつけること

引用元:コトバンク デジタル大辞泉 チェリーピッキング

自分の能力に左右される訳ではなくて、自分で積極的に都合のいいようにしか見聞きしていないことが原因となっている場合が多いとわかっていれば

「あの人は自分には優しいけど周りの人にはどうなんだろう?」

「鵜呑みせずにもう少し客観的に情報収集をしてみよう」

という感じで、偏りの少ない対応ができるため、必然的に悪い結果を避けられるはずです。

自分の色眼鏡に気づき、その色眼鏡をはずす

ここまで、お伝えしたように、全ての人がもれなく自分なりの考え方のクセを必ず持っています。

誰でも、合理的・論理的ではない判断をしてしまうことがよくある

だからこそ

  • 「自分の考えや判断が全て正しい&的確な訳ではないぞ」
  • 「自分の考え方のクセをどんどん書き出しておこう」
  • 「今、〇〇って判断したけど、それって本当にそう?」

こんな感じで「考え方のクセチェッカー」として、決まった行動やセリフを繰り返して自分の言動をチェックするのは効果大ですね!!

また「考え方のクセチェッカー」を働かせるのと同時に、自分が色眼鏡を常にかけていると意識することも大切です。

「色眼鏡」と聞くと、他人の色眼鏡に注目しがちですが、本当に重要なのは自分の偏りに気づける心の余裕を持っておくことでしょう。

そして、仕上げとして自分で意識的に色眼鏡を外すことはできれば、不要な自己批判や自己否定をしてしまう確率がグッと下がるはずですから、ぜひ意識してみてくださいね!