新年の抱負が続かずに三日坊主になるたったひとつの理由

こんにちは、コンドウです。

新年の抱負と一口に言っても

  • やりたいこと・叶えたいことリスト(夢リスト)を作る
  • 今年できなかったことプラスアルファを来年に引き継ぐ
  • 来年こそ絶対に達成したいことを書き出す

など、書く内容は人それぞれだと思いますが、今回は

「強い決意と覚悟を持って新年の抱負を書いたのに、三日坊主になるのはなぜ?」

と悩んでいる人に向けて、三日坊主になる理由をお伝えしていきます。

さっそくですが、その理由とは

新年も今年と同じ行動の繰り返しになるから!

もちろん、年が明けて1月から転職、4月から新社会人、進学が控えている人など、明らかに環境の大きな変化がある場合には、今年の繰り返しにはなりにくいでしょう。

でも、一般的な人生(学生生活を経て企業に就職して働き続けるなど)において大きな変化が起きる年を迎える機会は、実際のところ数えるほどしかないはずです。

そうなると、特に社会に出てからの大半は今年の繰り返しを重ねることになるわけです。

「いや、だからそうならないように新年の抱負を書いてるし!」

「でも、結局三日坊主を繰り返しているのは事実だな・・・」

「いやいや、来年こそは絶対にやり切る!!」

「でもでも、正直どうやったら継続できるんだろ・・・」

次こそはこんな葛藤を繰り返さないで済むようになってもらいたいので、さらに詳しく新年の抱負が三日坊主になる理由とその対策について書いていきたいと思います。

新年の抱負が三日坊主になる理由とその対策

新年をきっかけに変われるという幻想を抱くから

人生のいつ頃からそう思うようになったのか、なぜそう思えるようになったのかを自分でもはっきりと思い出せませんが

  • 来年こそ、できなかったことができるようになる
  • 新年を区切りに心機一転頑張れそう
  • 新年には明るい未来が待っている

と、気づかないうちに新年に対する期待感・信頼感が高くなっていた経験はないでしょうか?

よくよく冷静に考えてみると、これらの感覚は全て幻想であることがわかります。

なぜなら、新年を迎えること自体に何かを感じたり求めたりする言動が、いい結果につながるという特にこれといった明確な根拠がないからです。

ですから、例えばこんな感じで

  • 12月1日と新年1月1日とは月が違うだけでどちらもその月の初日
  • 去年の今頃は何をしていたかを思い出すとほぼ同じような日々を過ごしている
  • 新年が明るいかどうかはその時点では誰もわからない

と実際のところ、新年はいつもどおりの1/365日にすぎないわけです。

もっと言うと「年末年始」の長期連休を挟むことで、新年の初出社日を迎える頃には新年の抱負を書いたときのテンションが、影も形もなくなっているなんてパターンが多いはずです。

ですから

具体的な行動目標などを書き出すのは新年ではなく日々思い付いたタイミング

新年の抱負は、叶えたい夢などの抽象的だけどワクワクできること

にした方が気分よく1年のスタートを切れるはずです!

(と身も蓋もないことを書きましたが、これは事実なのでご了承ください。)

■新年をきっかけに変われるという幻想への対策方法

残念ながら「新年の抱負」に込められた期待感や信頼感は幻想だったわけですから

抱負をもっと簡単で楽で楽しいものにする

という方向転換をおすすめします。

抱負:心の中に計画や決意を持つことは、とても重要で何かを成すためには必要不可欠なエネルギー源です。

問題なのは、そんな大事な抱負を

  • 年1回
  • 大量に
  • 高いハードルで

とわざわざ自ら三日坊主を引き寄せるようなやり方で設定してしまうことです。

これらはすべて、現状維持が好きで変化が嫌いな脳が嫌がることばかりです。

そこで

  • 年1回→今日の分、明日の分
  • 大量に→1つだけ
  • 高いハードル→できるだけハードルを低く

この3つのコツを意識しながら抱負を考えてみてください。

そうするだけで、抱負が現実的で身近な達成できるものに変わりますので!

こまめに小さな抱負を立てる方がいいのはわかったけど、書き方にルールはあるの?と思われた場合は

こちらの記事に書き方のコツをまとめていますので、ご参考にどうぞ。

新年を迎える自分に過度な期待を抱くから

続いては、新年を迎える自分に対して抱いてしまう過度な期待についてです。

新年を迎える自分は良くも悪くも年末の自分と同じなのに

  • 新年から生まれ変わる自分
  • なんでもできてしまう自分
  • モチベーションが高い自分

といった「ありのままの自分」とかけ離れた自分を期待するわけです。

これが、10月31日から11月1日になるタイミングでも同じ感覚で抱負を立てることができるでしょうか?

冷静に考えれば、ある日を境に都合よく 自分の性格/スキル/才能/モチベーションなどがアップするなんてことはないのがわかっているので、これも新年が絡んだ幻想と言えます。

■新年の自分への過度な期待への対策方法■

「自分自身に期待する」という行為に関して、ネット上や自己啓発本には賛否両論のいろいろな意見やアドバイスであふれています。

個人的には

自分に期待しすぎなければ、期待は推進力に変えられる

というのが僕の基本的な考え方で、自分への期待否定派ではありません。

でも、新年の抱負を立てる場合に限って言えば、自分への期待をできるだけ含まないようにしてみてください。

なぜなら、ただでさえ三日坊主になる確率が高い新年の抱負に対して、さらに自分への期待を掛け合わせることは不確定な要素が増えるだけだからです。

すでにお伝えしたように、新年の抱負は叶えたい夢などの抽象的だけどワクワクできることを書き出す方が効果的ですが、どうしても具体的な行動目標をという場合には

  1. 否定形を使わず肯定形で
  2. 期限や目標を数字で
  3. 客観的に理解できる言葉で

この3つを意識して書き出してみてください。

上記の再掲になりますが、詳しくはこちらの記事にまとめています。

おまけ

新年の抱負が続かないのは、新年を迎えても今年と同じ日々を繰り返してしまうから。

ということを、ここまでお伝えしてきました。

新年に限らずですが、我々は「新しい◯◯」に対して必要以上に高い期待を抱きがちです。

  • 新しいノートにすればわかりやすくまとめられる!
  • 新しい教材にすれば理解度が上がる!
  • 新しい道具になればうまく作れる、上手にできる!

一方で「新しい◯◯」が自分の期待どおりに結果を出してくれるケースが少ないことを知っています。

ですから、三日坊主防止策として高級ゴルフセットを大人買いしたり、高額な教材の購入を担保にスキルアップを目指すのは全然おすすめできません。

それでも欲しい、我慢できないというときは、3回深呼吸をしてから決断するようにしてくださいね〜!