こんにちは、コンドウです。
世の中に「数ある◯秒ルール」のなかで、僕がとてもお世話になっているルールのひとつに「5秒ルール」というものがあります。
これは、CNNコメンテーター/テレビ司会者/作家/講演家として活躍されているメル・ロビンズさんが
何かを始めるときに「5、4、3、2、1」とカウントダウンして「即行動」しよう!
と提唱したルールです。めちゃくちゃシンプルでわかりやすいですよね。
この5秒ルールがなぜ効果的かというと、脳のクセにうまく対応したものだからです。
脳の「自動運転」と「非常ブレーキ」
「あっ、資格試験日まであと1ヶ月を切ってる、すぐに勉強し始めないと合格できない!」
と思った瞬間になぜかスマホ画面に出ているLINEの通知が目に入って・・・
ハッと我にかえったらスマホを30分もイジってた。
老若男女問わず、経験したことが絶対にあると言い切れる、お約束のパターンですよね。
この場合
- 資格試験勉強というイレギュラー行動をやりたくない脳が
- 「非常ブレーキ」をかけるためにLINEの通知に関心を向けさせ
- 「自動運転」に戻された結果、30分もスマホから離れられなくなった
という現象が起きたのです。
なぜそうなったかというと、脳にとって
- スマホに夢中になる:自動運転状態 → 楽
- 試験勉強をする:イレギュラー対応 → しんどい
脳はしんどいことをするよりも楽をしたいので、心臓のようにどんなときもサボることなく同じペースで働き続けるなんてことはしたくないんですね。
このように、脳は最適なパフォーマンスと省エネを両方実現するために、1日の行動や判断のほとんどを「自動運転・自動操縦状態」で処理し続けられるように、常に画策しています。
ですから、習慣化されていない行動を始めようとすると、すぐに「非常ブレーキ」をかけて全力で阻止しようとするわけです。
そんな脳のちょっとややこしいクセについては、こちらに詳しくまとめています。
5秒ルール 実践のコツとその効果
せっかく素晴らしいアイデアを思いついたのに即行動に移さないでいると、あっという間に脳が「非常ブレーキ」をかけてしまって、すぐにやらない理由・やりたくない理由が次々と頭の中にあふれてくる。
これを阻止するため、5秒以内に勢いよく行動に移してしまおう〜!というのが5秒ルールでした。
5秒ルール 実践のコツ
では、肝心の実践のコツですが
- とにかく楽しんでやる
- 行動は小さく軽くする
- 機械的にカウントする
この3つです。
とにかく楽しんでやる
- 5秒ルールがうまく実践できなくても気にしない!
- カウントダウンは年越しイベントのノリで!
- 実践できたら全力で自分を褒めるちぎる!
例えばこんな風にして、常に5秒ルールを楽しむ気持ち、面白がる姿勢を持ち続けてください。(なんだったら、最初は楽しむフリだけでも全然OKです!)
そして、5秒カウントをする行為自体が楽しいことと脳に思わせられれば勝ちです。
小さな行動に限定する
前述の「資格試験合格」は達成したい目標の本命ですが、5秒数えて始めるにはあまりにも脳にとってイレギュラー度が高すぎ(めんどくさい)なわけです。
それなのに、カウントダウンして一気に問題をガンガン解いていこう・・・だと当然のように非常ブレーキがかかります。
なので、まずはやることを分解&細分化して、小さな行動から始められるように下準備をするようにします。
例えば
- PCを開いて深呼吸をする
- ポイントを付箋に書きだして頭を整理する
- コーヒーを飲んで気持ちを切り替える
など、自分に合った小さくて細かい行動を準備運動的にこなすことで脳を味方につけると、その流れで本丸の資料作成に入っても集中力を維持できるようになっていきます。
機械的にカウントする
これはもうそのまんまです。
5秒ルールの実践は、その瞬間の気分、モチベーション、やる気などに全く左右される余地を与えず、機械的に行動することに価値があります。
これがこのルールのキモと言い切れます。
「あっ、〇〇をやらないと!」と思った瞬間、自動的に「5、4、3・・」とカウントが始まるようになれば、もう5秒ルールマスターを名乗れると思います!
5秒ルールの効果
続いて5秒ルール実践の効果ですが
- 自分の感情に関係なく行動をコントロールできる
- ルールがシンプルで実践しやすく継続できる
- 悩む回数・悩む時間が減る
の3つで
と、どれも脱三日坊主に直結する魅力的な効果ばかりなんです。
やり方は単純明快で簡単なのに、実践の効果は最強なのがわかってもらえたと思います。
最後に
世の中の数ある脱三日坊主、習慣化のノウハウや自己啓発本に書かれている内容の中で、五本の指に入る実践のしやすさと効果の大きさが「5秒ルール」にはあります。
月並みな言葉になってしまいますが
騙されたと思って (しかも1回だけでいいので)
この後すぐに試してみてください。
そして、やってみたあとの余韻をじっくりと楽しんで味わって噛みしめてください。
必ず、2回目を試したくなること間違いなしです!