自分でコントロールできないことには不安を抱かずパッと手放すのがおすすめ

こんにちは、コンドウです。

今、抱えている悩みや頭をグルグルと回っている不安、心配ごとは何でしょうか?

  • 人間関係
  • お金
  • 健康
  • 仕事
  • 時間

挙げればキリがないという人が多いかもしれません。

そんな悩みや不安、心配ごとは毎日自分のなかで上手に処理をして付き合っていかないと、どんどんネガティブな感情が蓄積していって、やがて心の病気につながる危険性が高まります。

そこで、今回は悩み解消に効果的な方法

「自分でコントロールできないこと」はパッと手放してしまいましょう!

について、詳しくお伝えしていきたいと思います。

「自分でコントロールできないこと」とは

西遊記(三蔵法師御一行が天竺までの旅を続ける物語)をご存知でしょうか?

その西遊記に出てくる一節

孫悟空vs釈迦 孫悟空が釈迦の手のひらから飛び出せたら勝ち
→筋斗雲で世界の端まで飛んだつもりが釈迦の手のひらのうえでゴソゴソしただけだった

この話は、よ〜く考えてみると自分にも置き換えることができます。

政治、経済、自然、天候、過去の失敗・・・など、いくら自分で何とかできるとジタバタしてみても、どうやっても自分では変えられない(変えられなかった)ことが人生においてはたくさんあります。

そんな「自分でコントロールできないこと」とどのように付き合っていけばいいかについて、お伝えしていきます。

「自分でコントロールできること/できないこと」

出来事は自分でコントロールできるかできないかの2択

スティーブン・R・コヴィー博士の著書『7つの習慣』には、日々の出来事を

  • 関心の輪:自分ではどうにもできないこと
  • 影響の輪:自分の態度や言動で変えられること

の2つに分けることができると書かれています。

※もちろん、関心の輪の外(自分が関心のない)の出来事があるのですが、今回は便宜上ふれていません。

具体的に例を挙げると

関心の輪

  • 上司が横柄だ
  • 電車が遅れて会社に遅刻
  • 大雨でコケてケガ

どれもありがちで、誰もが一度は経験したことがあるであろう出来事です。

影響の輪

  • 自分の態度や言動
  • 生活習慣
  • お金の使い方

など、こうやって書き出してみると、影響の輪に入る出来事はイメージしやすいけど、関心の輪に入る出来事については

「確かに意識して考えると、〇〇や〇〇・・自分ではコントロールできないな」

とハッとしますよね、この気づきをうまく活かしていきます。

自分でコントロールできない→できるに変えてみる

先ほど関心の輪で例に挙げた出来事をもう少し使いますね。

  • 上司が横柄だ・・・相手を変えることは(ほぼ)不可能
  • 電車が遅れて会社に遅刻・・・遅れた電車を速く走らせることは不可能
  • 大雨でコケてケガ・・・天気を操ることは不可能

と自分でコントロールできないと気づいたことを

こんな風に

  • 上司が横柄だから・・・異動願を出してその上司から離れる
  • 電車が遅れたから・・・明日からは1本早い電車に乗る
  • 朝から大雨だから・・・雨の日はコケにくい靴を履く

と自分が変わる、視点を変えてみることで、影響の輪(自分でコントロールできるに移せるのではと考えてみます。

関心の輪、影響の輪

三日坊主になる原因の代表選手「やりたいことがあるのに時間がない」についても

自分でコントロールできない

  • 通勤時間が往復2時間かかる
  • 毎日残業が23時まで
  • 家事・育児に時間を取られる

自分でコントロールできる

  • 通勤時間が往復2時間かかる:会社の近くに引っ越す、会社にリモートワークを打診する、オーディオブックを活用するなど
  • 毎日残業が23時まで:転職する、昼休憩を活用する、休日に自分の時間を確保するなど
  • 家事・育児に時間を取られる:家族やプロに分担してもらう、完璧主義をやめる、最新家電を買うなど

とできる前提で具体的なやり方をひねり出します。

例が多くなったので、ちょっとゴチャゴチャしてしまったかもしれませんが、簡単に言うと

自分でなんとかできそうかもだとすると、それはどうやればいい?

と常に前向きに想像してみるということです。

「それができないから困ってるんでしょ!」と思われたかもしれません。

でも、そこで思考停止してしまうと、これからも自分を変えることはできないままになります。

妄想レベルに思えるような非現実的なやり方でもいいので「どうすれば自分でコントロールできるだろう」と考えるクセをつけることが、とても大切です!

やっぱり「自分でコントロールできないこと」は多い

そして、いろいろと考えてみた結果、どうやっても自分ではコントロールできないとわかったことについては、サッとあきらめてサクッと手放してしまいましょう!

なぜなら、我々の人生は永遠に続くわけではないので。

心理学の三大巨頭のひとり、アルフレッド・アドラーによると人間の悩みは全て対人関係の悩みだそうです。

そうなると、家庭、職場、学校、地域社会など、他人と関わらずに暮らしていくことは不可能なので、「いつまでも悩みが尽きないのは当たり前」という気持ちになりますよね。

  • 誰かと自分を比べて落ち込んだり
  • 誰かからの評価を常に気にしたり
  • 誰かに期待しすぎたり

と対人関係の悩みにおいて「自分でコントロールできないこと」ばかりに心と時間を奪われ続けていると、悩みの元の絶対数が多い分、ガンガン自分がすり減る悪循環に陥ります。

そうならないためにも

「自分でコントロールできないこと」はすぐに手放す

を習慣にできるよう、まずは「自分でコントロールできること/できないこと」の仕分けをゲーム感覚でやってみてください。

どうせやるなら難しい顔をしているより、楽しんでしまった方がいい結果が出ますよ!