こんにちは、コンドウです。
老若男女・年齢を問わず、「自分探しの旅」をしたことがある人は多いと思います。
僕がご相談を受ける中でも、何年も十数年も自分探しの旅をしている人というが何人もおられました。
なぜいつまでたっても自分探しの旅を続けてしまうのかというと、それを長く続けているうちに終わらせる方法やタイミングがわからなくなるからなんですよね。
また、逆に「自分探しの旅」を終わらせる気はあるのに、止めようとすると途中で禁断症状が出て、どうしても自分では終わらせられないという人もいらっしゃいます。
そんな深刻な状況の人にも試していただきたい、自分探しの旅を終わらせる効果的な方法とは
探している自分は、北海道やインドに行っても見つからなくて「今、目の前の自分」であることを受け入れる。
今の自分を見つけたら「自分のトリセツ(ありのままの自分を言語化・文章化した自分の取扱説明書)」づくりをして、自分自身のことを客観視できるようにする。
自分のトリセツができたら、それをフル活用して「自己理解」を深めまくる。
この順番でコツコツと「ありのままの自分」を深く知ることができれば、自分探しの旅から卒業することができます!
ちなみに、脱サラをして起業後に迷子なったときに、僕もこの方法で「ありのままの自分」をしっかりと見つけることができました〜!
それでは、3つのステップについて、ひとつずつ詳しくお伝えしていきますね。
※「ありのままの自分」って何?と思われた人は先にこちらの記事をどうぞ。
「目の前の自分」こそが探している自分
例えば、長い旅に出て非日常的な場所や環境に自分を置くことで「まだ見ぬ自分に出会えた!」みたいな話がよくあります。
ですが、実際のところは、九死に一生を得たとか、人生観・死生観が激変するような経験でもしない限り、家に帰って日常に戻ればいつもの自分に戻ってしまうわけです。
なぜなら、たくさんの刺激を受けたとしても旅に出る前の自分と旅から帰った後の自分は、持っているスキル・考え方のクセ・行動の質などに、大きな変化がない場合が多いからです。
誤解を与えたら申し訳ないのですが、旅に出ること自体が間違っていると言いたいんじゃないです。
ただ「自分を探すこと」だけに焦点を絞る→旅に出るしかないとの発想はやめた方がいいと思います。
その理由は、お金と時間がもったいないだけでなく
外へ外へと刺激を求めることだけが「自分が変われるきっかけ」を見つける方法
だと錯覚してしまうリスクがあるからです。
だからこそ、鏡に映っている目の前の自分こそが「ありのままの自分」だという事実を素直に受け入れ、自身の内側に自分を探すことが重要なんです!
「今、ここにいる自分」を理解したら「自分のトリセツ」づくりをやってみる
自己分析を手軽に短時間でやってみるための便利なツールは、ちょっと検索すれば、いくらでも出てきます。
有名どころでは、ストレングスファインダー、エニアグラムとか、エムグラムなんかも流行りましたよね〜。
確かに、自分の新しい一面を知れたり自分ではできない専門的な分析結果がもらえたりと、とても有益な情報が簡単に手に入ります。
一方、僕がここでオススメしたい「自分のトリセツづくり」とは
- アナログ(ツールなし、ノートに手書きを推奨!)
- 時間がかかる(たった〇分ではなく〇日〜何ヶ月・何年も必要!)
- 面倒(サッと選択ではなく、考えまくって絞り出す!)
と、残念ながら誰も喜んでやりたいとは思えない方法です。
でも、これまで何年もやめられなかった自分探しの旅を終わらせるきっかけが、もしかしたら数日で見つかるかもしれないとしたら、やってみる価値はあると思いませんか?
では、自分のトリセツづくりの具体的な方法ですが・・・自分を「人型ロボット」に置き換えてみてください。
例えば、このような質問について、回答を書き出していきます。
そして、出来上がった回答を集めます。さらに家電の取扱説明書などを参考に、後から見やすいように分類分けをしておくのがおすすめです。
なぜ、「自分のトリセツづくり」が重要かと言うと、今の自分はどんな自分なのかを客観的に把握・理解するための一生使えるツールになるからです。
冷蔵庫の中にどんな食材が入っているのかわからないのに食べたいメニューだけが先に決まっても、その料理を実際に作って食べられる可能性は低いですよね。
それと一緒で、いくらやりたいことや達成したいゴールが見つかっても、ゴールにたどり着くためには
- 準備
- モチベーション
- ツールやノウハウ
など、いろいろなものが足りないとゴールするのは難しいわけです・・。
だからこそ、自分のことを真剣に分解し、細かく深く自分自身の全てを知っておく=自己理解を深めておく必要があります。
それができれば、壁に当たった時や心折れそうになった時でも、その場を乗り切れる引き出しや処方箋を持った自分になることができます!
「自分のトリセツづくり」が終わったら、ひたすら「自己理解」を深めるために行動をする
「自分のトリセツづくり」が終わったら、まずはやりきったご自身を褒めてあげてください。
そして、文字に書き起こした自分の「強み」「弱み」「長所」「短所」などの各項目に対して、どう対応・行動するのがいい結果につながるのかという目安・パターンを理解する。
つまり「自己理解」を深めるという作業になります。
自己理解とは、既に書いた自分の強み、弱み、長所、短所に加えて、身につけているスキルや知識、習慣などを客観的に受け止めることです。
そして、いい結果につながる目安・パターンを活かして、すぐにできそうなことからバンバン行動&検証に移します(ここ、ポイントです!)
視覚化できた「ありのままの自分」を把握して、行動&検証を繰り返すと聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、例えば
1.スマホの調子が悪いから/2.発生している症状を調べて/3.改善を図る
1.三日坊主になったから/2.三日坊主になった原因を調べて/3.自分のトリセツを活用して改善を図る
という感じで
- 「自分のトリセツ」にもとづいて行動計画を立てる。
- 行動の結果、自分に起きた事象に対して「自分のトリセツ」を参考に行動を見直す。
- 行動の結果と「自分のトリセツ」と違いがあれば情報を更新する。
こんな風に「自分のトリセツ」の実践&更新することで、より今の自分自身を反映できたものにアップデートしていきましょう!
まとめ
「自分探しの旅」って中毒性が強くてめちゃくちゃ魅力のある人生イベントだと思うんです。
非日常な場所や経験に身を置く(現実逃避)→刺激のシャワーを浴びる(快感)→日常に戻る(忘れられない余韻)→次の旅へ
これを繰り返す訳ですから、なかなか止められないですよね。
でも、自分探しの旅を終わらせる効果的な方法には、ちゃんと順番があって
探している自分は「目の前の自分」であることを認める。
今の自分を見つけたら「自分のトリセツづくり」をして、自分自身のことを理解する。
自分の持つ強み・スキル・特技などを把握できたら「自己理解」を深めまくる。
この順番でコツコツと進んでいけば、確実に自分探しの旅から卒業することができますので、ぜひ、挑戦してみてください。
探し求めている自分は、必ず自分の内側にすでに存在していますので!