ハビットトラッカーの効果的な使い方と見落としがちな落とし穴

こんにちは、コンドウです。

ハビットトラッカーとは直訳すると「習慣追跡装置」です。

これが何かというと自分のやるべきこと、やったことを記録して楽しく習慣化するための道具みたいにイメージしてもらえればと思います。

特に決まったやり方や定型フォーマットがあるわけではないので、自分のやりやすいように

STEP

取り組みたい行動目標を決める

STEP

決まった行動目標をアプリに入力、ノートなどに書き出すなど可視化する

STEP

可視化された行動目標に対する結果を記録する

このSTEP1〜3を日々繰り返すことで習慣化を達成しようというものです。

そんな手間暇かけずにササッと始められるハビットトラッカーですが、もちろん使っていくうえで、メリットとデメリットがあります。

メリットは

  • 楽しめて達成感も得られる
  • 行動目標と進捗状況を確認しやすい
  • 自分の行動パターンが見えてくる

デメリットは

  • 記録すること」を習慣にしないといけない
  • ハビットトラッカーへのストレス・プレッシャー
  • やり方によるマイナス面

では、それぞれの項目について詳しくお伝えしていきましょう。

ハビットトラッカー使用のメリット

楽しめて達成感も得られる

手軽に始めやすいハビットトラッカーとして、習慣化サポート向けのアプリがたくさんあります。

  • 仲間と一緒に頑張る
  • ひとりでコツコツ
  • RPGをプレイする感覚でクリア

既にいろいろなパターンのアプリがあるので自分に最適なものを選んでうまく活用できれば、楽しく習慣化に取り組めます。

他にも、手作りノートやスケジュール帳を準備してマーカー、シール、スタンプなどを使って自分の好きなようにアレンジすれば、習慣化以前にそのノートやスケジュール帳を育てていくこと自体が楽しい作業になるはずです。

こんな感じで少し工夫するだけで、日々の行動を記録すること自体を楽しめるようになります。

また、自分で記録用として準備した

  • クリアを示すアプリ表示
  • 塗りつぶされたノート
  • シールでいっぱいのスケジュール帳

を見返す・振り返ることで、達成感と自信も手に入れやすくなります。

行動目標と進捗状況を確認しやすい

行動目標と進捗状況管理に関して、仕事のことならto doリストやメモアプリでしっかりと管理できるのに、新しく始めたプライベート寄りの行動になると、どうしても優先度や重要度が低くなって忘れがちになる・・こんな人が多いと思います。

そこで、日々の生活の中で新しく始める行動についてはハビットトラッカーを活用すれば、ついつい実践を忘れたり後回しにしてしまうことを防止できます。

例えば「毎日本を1ページ読む」という行動目標を仕事のタスク管理と分けることで

何をいつやるのか/結果はどうだったか

という行動目標/進捗の確認・把握が一瞬で完了できます。

特にノートやスケジュール帳などを活用するアナログ派の場合、スマホを触ることによる脱線の確率が大幅に下がるので、さらに効果的です

自分の行動パターンが見えてくる

ハビットトラッカーの記録はあなたの足跡です。

これまでの足跡を振り返ると、行動できた時とできなかった時の状況や違い行動目標と他の行動との関連性などを把握することができます。

例えば、交通系ICカードの履歴をチェックすれば

  • いつどこで何に乗ったか?
  • 交通費はいくらだったか?
  • 各移動地でどういう目的があったか?

など、それぞれの行動に関する様々な情報を後から収集できるのと同じイメージですね。

自分の行動パターンから見えてくる行動・考え方のクセや曜日・時間帯の偏りなどを把握することで、継続するための作戦が立てやすくなるわけです。

以上の3点がメリットでした。

続いてデメリットについてお伝えしていきましょう!

ハビットトラッカー使用のデメリット

記録すること」を習慣にしないといけない

「そんなことは当然でしょ」と思われたかもしれませんが、この「記録すること」の習慣化がハビットトラッカーの有効活用を目指す際の最大の壁になります。

なぜなら、日々記録する作業はご存じのとおり面倒だからです。

行動がうまく継続できているならまだしも、自分ではコントロールできないこと(残業が長引いた、休日出勤になった、家族の世話をしないと・・)が原因で継続が途切れたりすると、一瞬で記録をする手が止まってしまうんですよね。

ですから、手が止まらないようにするためには「記録すること」も行動目標のひとつとしてハビットトラッカーに書き加えて、今ある習慣にくっつけることで習慣化を目指す必要があります。

ハビットトラッカーへのストレス・プレッシャー

誰もが多かれ少なかれ必ず感じる感覚

  • 毎日記録しなければというプレッシャー
  • 数字を積み重ねていかないとというストレス

他にも、準備(スケジュール帳、ノート、メモ、付箋、シールなど)の手間を想像すると気が重くなる人がいるかもしれません。

いいことを始めるんだから、元気一杯ストレスゼロで楽しい!とはいかない場合もあります。

そういうときは、ストレスやプレッシャーを軽くするためにも

  • 毎日記録できなくてもOK
  • ハードルは低く、数字は小さく
  • 準備も簡単に手に入る身近なもので

と肩の力を抜いてスモールスタートを意識しておくと楽しく始められます。

やり方によるマイナス面

例えば、ハビットトラッカーに対して

  • 準備に時間・労力をかけすぎたり
  • 日々の記録に割く時間が長すぎたり
  • 記録方法に完璧を求めたり

必要以上にお金・時間・能力等の自分の資源・資産を費やすのは、本末転倒です。

ハビットトラッカーはあくまで習慣化のサポートツールであり、最低限の働きさえしてくれれば、それ以上の使い心地向上や楽しめる仕組みを盛り込む必要は二の次で大丈夫です。

あまり難しく考えず、あれこれと作り込み過ぎないシンプルなものが1番です!

道具は使い方次第

スマホとの距離感がいい例ですが、スマホを上手に使いこなしている人がいる一方で、スマホ中毒になってしまう人もいます。

ハビットトラッカーも同じで、道具としての役割は「行動の結果を残す」たったそれだけです。

最適な時間・労力・精度等さえ間違わなければ、頼もしい習慣化お助け道具になりますので、ぜひ上手に生活に取り入れてみてください。