三日坊主をポジティブに言い換えると習慣の種だと言い切れる理由

こんにちは、コンドウです。

三日坊主を確実に克服するにはどうすればいいでしょうか?

三日坊主を克服しようとせず、三日坊主を「成果」として受け入れてみてください!

このご質問が出ると、上記のようにお答えするようにしています。

なぜなら、

三日坊主は「克服」しないといけない対象ではない

からです。

【克服】の意味を辞書で調べると

こく‐ふく【克服】

[名](スル)努力して困難に打ち勝つこと。

引用元:goo辞書

と書かれています。

まず気づかないといけないのは

三日坊主を克服したい=三日坊主は努力して打ち勝つべき困難

と考えてしまっている点です。

でも、実際はそうではなくて三日坊主は自分の「行動の成果であり習慣の種」なんです!

ですから、意識して三日坊主に対する考え方を変えれば、三日坊主は悪ではなく大切にするべき自分だけの唯一無二の成果だと気づくはずです。

そこで、三日坊主に対する思い込みをマイナスからプラスの成果に変える方法として

  • 三日坊主は「行動から生まれた芽」
  • 三日坊主は「習慣化の卵」

という風にイメージしてみます。

三日坊主に対するイメージを変えれば、三日坊主への抵抗がなくなり、三日坊主が増えることに喜びを感じるようにさえなれるはずです!

三日坊主克服作戦 三日坊主は「行動から生まれた芽」

僕自身、正直これまでの人生において三日坊主を褒められた経験はないです。

三日坊主になると誰かに「怒られたり」「たしなめられたり」「ガッカリされたり」「あきれられたり」・・・と否定的な反応・傷つく態度をされることが多かったです。

そんな経験の積み重ねがやがて「自分自身を責めたり」「自己嫌悪におちいったり」「現実逃避したくなったり」・・・とマイナスな感情を生むことに繋がっていきました。

あなたもこれに近い経験をされたり、同じような気持ちになったことがあるのでは?

でも、思い出してほしいんですが、すでにお伝えしたように三日坊主は無意味・無価値なことではなくて無限の価値のある成果なんですよね。

花を咲かせるのに、種まきをする→芽が出る→芽を育てる→花が咲く この順番を変えることは絶対にできません。

行動が習慣になる流れに置きかえると

STEP

種まきをする=行動する

STEP

芽が出る=行動の結果・成果が出る

STEP

芽を育てる=行動の結果・成果をもとに行動を続ける

STEP

花が咲く=行動が習慣になる

という順番になります。

これを見ればわかるように、三日坊主という成果を残せた人は「芽が出る」までを経験できた人ですから、もうそれだけでめちゃくちゃすごいことなんですよね!

と伝えても・・・

「いやいや、実際のところすぐに諦めているし」

「結果、続いていないんだからこじつけでしょ」

と思われるかもしれませんが、世の中には「種まきをする」という一歩が踏み出せない人が8割くらいいるはずです(いや、もっとかも・・)

シンプルに視覚化するとこんな感じ・・

三日坊主は成功体験

例えば

  • あと3キロ痩せたいな
  • 早起きができれば資格の勉強ができるのに
  • 自分の能力を活かせる仕事があるはず
  • 家族持ちでなければ起業してみたい

と願望や想像をふくらませるだけでは行動がともなわないため、三日坊主にもなれない状態のままですよね。

そう考えると、三日坊主は行動した人だけが手に入れられる目標達成へのチケットです

三日坊主克服作戦 三日坊主は「習慣化の卵」

アイキャッチ画像

別のイメージ方法をもう一つ。

蝶の成長過程は、卵→幼虫→さなぎ→蝶 こんな感じになります。

今回も行動が習慣になる流れに置きかえると

STEP

卵=行動した結果生まれた「三日坊主」

STEP

幼虫=「三日坊主」になった原因振り返りと修正→再び行動の繰り返し

STEP

さなぎ=行動の繰り返しによって習慣の「型」に成長

STEP

蝶=無意識&自動で行動し続けられる「習慣化」が完成

となります。

卵がなければ蝶は生まれないのと同じように「三日坊主」の経験がなければ、その行動を習慣に変えることはできないと思ってもらっていいくらい「三日坊主」の存在は重要です。

もちろん、三日坊主にならずにスッとそのまま習慣になるのが理想的ですが、実際ハードルは高いですもんね!

三日坊主になった原因の具体的な振り返り方については、こちらの記事に詳しく書いています。

さっきご紹介した「行動から生まれる芽と内容にあまり変わりがないけど・・」ってなりました?

確かに大きな違いはないかもしれませんが、実はここが「三日坊主」を受け入れるコツをつかむためのポイントなんです!!

三日坊主克服作戦 まとめ

「三日坊主」を自分が知っている成長イメージに重ね合わせる

今回は、「種まきから花が咲くまで」「卵から蝶になるまで」を例として出しましたが、成長イメージとして準備するのは、パン作りでも陶芸でも建築でも、なんでもお好きなもので大丈夫です!

ただ、イメージするときにパッと思い浮かべやすい方がいいので、色や形や質感などが変わっていくものがおすすめです。

例えば出世魚だと、縁起は良さそうですがビジュアル的には大きさ以外にあまり変化がないので、成長の過程がなんとなくイメージしづらいですよね笑

このように、ご自身がイメージしやすい「成長イメージ」に対して「三日坊主に対するマイナスな思い込み」を当てはめることができれば、それをきっかけとして、次につながる一歩を踏み出せます。

繰り返しになりますが「三日坊主になること」や「三日坊主になった自分」は決して悪者ではありません。

もちろん、「三日坊主」は反省や後悔、自己嫌悪や自嘲の対象でもありません。

次に三日坊主になったときには「三日坊主」を自分の行動の結果あらわれた事実と客観的にとらえて、感情を一切はさまずにそのままを素直に受け入れてみてください。

そうすれば、その後の行動が変わって、必ずいい結果につながりますから!