三日坊主を克服して習慣化に成功するために必要な準備とそのやり方

習慣の型

こんにちは、コンドウです。

三日坊主を克服したい!習慣化に成功したい!と意気込んでいる人ほど不足しているのが

習慣化に失敗しない自分/習慣化に失敗しない環境

を手に入れるための準備が重要という認識です。

段取り八分(はちぶ)、仕事二分(にぶ)なんて言葉があるように、成功の80%を占める準備ができているかどうかで成果が大きく変わってくるわけです。

当然、三日坊主を克服し習慣化に成功するためにも、やはり必要な準備があります。

その準備すべき内容とその流れとは

STEP

自分の棚卸しをする:自分の強み弱み、好き嫌い、長所短所・・など「ありのままの自分」について書き出しまとめる

STEP

成功事例の分解をする:過去にさかのぼって自力で達成した習慣を分解し習慣化へのヒントやパターンを探す。

STEP

習慣化のパターンを可視化する:言語化・図式化にこだわらず、習慣化までのイメージを自分なりにつかむ(習慣の型)

この3つです。

例えば、自分の棚卸しを済ませていれば、もしも行動が三日坊主になったときでも、こういう風に行動を修正すれば、心折れたままにならずに気分よく行動を再開&継続できる!

みたいな感じでパッと発想の転換ができるため、長時間立ち止まらずに思いついた課題や問題点を修正してすぐに再スタートすることが可能になります。

そうやって(だましだましでも)あきらめず脱三日坊主を重ねて、行動の分解を繰り返すことで、やがて「習慣化への輪郭」がぼんやりと見えてきます。

あとは習慣にできたという成功体験とそこに至るまでの失敗体験を振り返り&修正することで、習慣化への成功イメージを自分だけの型「習慣の型」としてパワーアップできます。

「習慣の型」づくり ①自分の棚卸しをする

「自分の棚卸しをやってみて」と突然言われても何をすればいいのか戸惑うと思います。

でも、全然むずかしく考えていただく必要はなくて「本当の自分・ありのままの自分を深く知っておくための作業」とだけ覚えてもらえればと大丈夫です。

「ん、アリノママノジブン?」と止まってしまった場合には、まずこちらの記事からどうぞ。

自己肯定感

ポイントは「本当の自分・ありのままの自分」に関して何も判断せずに機械的にひたすら書き出すこと!

「自分の棚卸し」の具体的なやり方と活用方法は

  1. 自分の内面・外面それぞれの強み弱み、長所短所、好きなところ嫌いなところなどを思いつくままに制約を設けずに全て書き出す
  2. 書き出した内容を分類分けして、いつでも見返せるようにメモやノートにまとめる
  3. まとめた内容・項目を「自分の取扱説明書=トリセツ」のようなイメージで、状況に合わせて活用する

こんな流れになります。

そして、全てを書き出すなかで特に「弱み・短所・苦手・嫌い・・」に当てはまることほど、しっかりと書き留めてほしいんです。

誰でも自分の嫌いなところ、ダメなところ、苦手なこと・・・に関してはなるべく考えたくないし、書き出すなんて絶対にやりたくない作業だと思います。

でも、自分でマイナス・人より劣っていると思い込んでいることが、相手にとってもマイナスであるとは限りません。

例えば、その人からすればうらやましいこと、あこがれることだったりします。

むしろ自分では気づいていない、過小評価していたことの方が価値が高い場合が多いんです!

ですから、「これは書き出すほどじゃないな」とか「こんなことを書くと恥ずかしい」とかそんなもったいない自己判断は絶対にしないで、感情は切り離して作業を楽しんでやってみてください!

そうやって苦労して作った自分のトリセツ」は家電のトリセツと同じような使い方をすることが可能です。

習慣化に取り組むうえで自分が判断に困ったときや課題・問題が出てきたときに活躍してくれるはずです!

「自分のトリセツ」について詳しくは下記の記事を参考にしてください。

「習慣の型」づくり ②過去の「習慣にできた行動」を分解する

この作業はきっと今イメージされたとおりです。

これまで習慣にできた行動を探す時の条件はひとつだけ、自分の力で達成できた行動です。

歯磨き、風呂、トイレ・・・生活のうえで数えきれないほどの習慣がありますが、そのほとんどは家族のおかげか学校のルールなど自分以外の力で身についたものではないでしょうか。

今回の分解に必要なのは「自分の力で習慣にできた行動」です。

この「自分の力で習慣にできた行動」を見つけたあとは

  1. 習慣にできた行動内容を細かく分解
  2. 分解した要素から感情面、環境面、能力面などに分けて成功につながった原因を発見
  3. 発見した原因を組み合わせてパターン化し新しい習慣づくりのヒントとして応用

例えば、毎日15分の読書が継続できるようになった原因は

  • 勉強の本で挫折したので漫画に変えた
  • 寝る前ではなく朝起きてすぐに変えた
  • 最低10ページを1ページに変えた

の3つだったとすると

次に「〇〇を習慣にしたい!」にチャレンジするときに

  • 勉強の本で挫折したので漫画に変えた→最初は自分が好きな・得意なもの(こと)から始める方がいい
  • 寝る前ではなく朝起きてすぐに変えた→朝型に合わせた行動計画を考えた方がいい
  • 最低10ページを1ページに変えた→ハードルはできる限り下げた方がいい

このように以前の成功要素を当てはめて考えることで、習慣にできる確率が上がります。

さらにゲーム感覚で取り組めればもっと楽しくなりますよ!

「習慣の型」づくり ③習慣化のパターンを可視化する

「脱三日坊主のパターンを可視化する」と書いてはいますが、実際のところ可視化に関しては自分がわかればOKです!

なんなら頭の中でイメージが固まっているだけでも、それに基づいて次の行動に移れるのであれば、目に見える形にすることにこだわる必要はないんです、無理に言語化するとか。

なぜなら、大切なのは可視化することではなく、迷わず悩まず時間をかけずに習慣化できる行動のコツと修正を繰り返せる流れ、つまり「習慣の型」がスッと頭に浮かべばいいだけだからです。

例えば、おもしろいところでは、オノマトペをいっぱい使ってみるのもオススメです。

擬音語・擬声語をよく使うことで有名なトップアスリートや芸術家、経営者などの話は多いですよね。

長嶋茂雄さんの「ビューっときたらバシンと打て」みたいな感じです。

オノマトペとは、さまざまな状態や動きなどを音で表現した言葉のこと。主に自然界にある音や声など、現実に聞こえる音を人の言語で表現した言葉である。犬の鳴き声の「わんわん」など。その他には、「ワクワク」のように、実際には音は聞こえないが感覚的な表現としてのオノマトペがある。日本語は特にオノマトペが多く用いられる言語といわれている。

引用元:weblio辞典オノマトペ

これが正解なんてないので、ほんとに自由な発想で自分だけの型を探してみてください。

最後に

三日坊主を克服して習慣化に成功するためには

STEP

自分の棚卸しをする:自分の強み弱み、好き嫌い、長所短所・・など「ありのままの自分」について書き出しまとめる

STEP

成功事例の分解をする:過去にさかのぼって自力で達成した習慣を分解し習慣化へのヒントやパターンを探す。

STEP

習慣化のパターンを可視化する:言語化・図式化にこだわらず、習慣化までのイメージを自分なりにつかむ(習慣の型)

これらが準備として必要と認識しておくこと、意識していることが重要です。

正直、それぞれの作業には時間や根気が必要となります。特に自分の棚卸しはササっとできる代物ではありません。

ですから、準備作業を進めつつ行動することが大切です。

準備が進まないからと、行動に移すのが1ヶ月・・3ヶ月・・半年・・と先延ばしになることほど、無意味でもったいないことはないですもんね!