こんにちは、コンドウです。
現代人が1日に触れる情報量は江戸時代の1年分、平安時代の一生分という話をよく見聞きします。
根拠となる情報元が見つからないので真偽の程はわかりませんが「まあ、そりゃそうだろうな」という実感は多くの人がお持ちだと思います。
これとセットで、それだけ情報量が増えたにもかかわらず、人間の脳は遠い昔からほとんど変わっていないという点も取り上げられます。
前置きが長くなりました。
日々触れる膨大な量の情報対して、脳は進化しなくてもITの進化で補完できていますが、心はどんどん適応しづらくなっている状況があります。
そんな時代において、心穏やかに過ごすための秘訣を今回はお伝えしていきたいと思います。
心のメーターをニュートラルに戻す
どう表現するのが一番いいかなと考えた結果、自分がいつも使っているイメージをそのままお伝えすることにしました。
それは、心のなかに「感情のメーター」を持つことです。
例えば 、こんな感じで0からギューンっと上がっていくタイプよりも
真ん中に針があって、左右にふれるタイプのメーターをイメージしています。
これが、喜怒哀楽をはじめ自分の様々な感情や外からの刺激に対して
ポジティブな感情だとメーターの針が右にふれてるな〜
ネガティブな感情だと左にふれてるな〜
そして、真ん中に戻っていくと感情も落ち着くな〜
※真ん中(ゼロ)に針がある=心が穏やかな状態
こんな感じで、自分の状況に関係なく流れ込んでくる大量の情報に対して、自分の心の状態を客観的に判断する方法として「心のメーター」がとても便利だと感じています。
日常生活の一場面に置き換えると
職場で上司から理不尽な怒り方をされた(心のメーターの針が一気に激しく左に)
サッと場所を変えてコーヒーを飲んで気分転換(針が徐々に左から真ん中に戻り)
プラスしてスマホで大好きな音楽を聴く(針が真ん中から少し右に)
文字にすると、なんとなくうまく伝わらない気がしますが・・
また、怒りの感情を自分のなかで燃やし続けてグルグルとループする、頭から離れない状況になってしまったことはないでしょうか?
こんなときに、ループ防止策として「心のメーター」をスッと思い浮かべるだけで、怒りの感情から気をそらすことができます。
闘牛の赤い布?相撲の猫だまし? みたいにパッと一瞬で変わる感覚。
なんとなくイメージがわきそうでしょうか。
そして、しっかりとメーターの針と自分の感情をリンクさせることで、自分を客観視できるようになります。
決して、そのときの感情を抑え込むという話ではありませんので、そこだけはくれぐれも勘違いのないようにしてくださいね。
心を乱す原因について知る
外からの刺激
「心のメーター」についてお伝えできたので、次は心を乱す原因、外から刺激についてです。
良い悪いは別にして、我々は一日中様々な刺激を外から受け続けて暮らしています。
スマホの通知、SNS、YouTube、本、テレビやラジオ、自分以外の誰かの言動など・・
外からの刺激の全てに対して同じだけ針がふれることはないにしても、毎回多かれ少なかれ反応はしてしまいますし、それが小さなストレスの層になっていく場合があります。
その結果、ストレスが重なって許容範囲を超えて、ある日突然爆発する。よくある話です。
爆発が小さいうちは、運動をしたりお酒を飲んで楽しく騒いだりして、時間とともにガスが抜けていきます。
これが、爆発しないように無理に抑え込み続けるとうつ症状が出るなどの深刻な結果になる場合も少なくなりません。
真面目な人ほど、こういう傾向は強いと思います。
だからこそ
外からの刺激は遮断する
これが最も効果のある方法です。
なんのひねりもない普通のことですが、めちゃくちゃ重要なことで
- 枕元にスマホを置かない
- スマホを目覚ましに使わない、子守唄にしない
- スマホアプリの通知をできる限り止める
- SNSの通知を止める
- 歩きスマホはしない
- 食事中やトイレでスマホを使わない
- 人と話すときにスマホを持たない
スマホに関する「遮断」について、パッと思いつくだけでもこれだけ出てきました。
自分にとって本当に重要な情報は、ネットニュースやネット検索、SNSなどで手軽に入手するより、自分の力で一次情報を集める方が間違いなく低刺激&高品質です。
スマホに限らず、外からの刺激を遮断する方法はいくらでもあるはずです。
「遮断」という言葉に抵抗がある人は、外からの刺激を
- 受け止める→受け流す
- 見る・観る→見えている・観えている
- 聞く・聴く→聞こえている・聴こえている
といったイメージを持ってもらえればと思います。
内からの反応
心を乱すもうひとつの原因は、内からの反応です。
つまり、自分発信の思考や感情によって「心のメーター」の針がふれる状況です。
ポジティブな思考や感情によって、いつも針が右にふれっぱなしだと最高なのですが、残念ながらそうではないときも多いですよね・・。
- 自分がミスするたびに自己嫌悪や自己否定に陥ったり
- 自己評価の低さに苦しんだり
- 誰かの成功に嫉妬したり
- 誰かと自分を比べて落ち込んだり
こんなときも、外からの刺激への対処法でお伝えしたように「心のメーター」をうまく活用することで、針を真ん中に戻すきっかけにします。
内からの反応に思考や感情を持っていかれてしまうことは、外からの刺激以上に負のループにハマりやすいですから、早めの対処が効果的です。
考えすぎたり、悩みが尽きない状態になってしまったときこそ、意図的に自分の思考や感情を一旦停止させ、ハッとして自分を取り戻せるチャンスにつなげることができるわけです。
最後に
僕の場合は、心穏やかに過ごす秘訣のひとつとして、自分で感情をコントロールできなくなる前に「心のメーター」に注意を飛ばします。
ただ、この方法があなたにとって効果があるのかどうかは、実際に試してもらわなければわかりません。
ぜひ、あなたも自分に合った心を穏やかにする「仕組み」を見つけてみてください!