こんにちは、コンドウです。
- 仕事を辞めたいけど、何かしたいことがある訳じゃないので困っている。
- 好きなこと・やりたいことが全然思いつかないので、前に進めない。
- とりあえず、資格を取るために、自分を活かせそうな資格を探し中。
- 複業・起業に興味はあるが、自分の武器が何かわからない。
- 会社では肩書きがあるのに、個人としては何もアピールできるものがない。
- 自分で行動しないといけないのはわかっているけど、三日坊主になってしまう。
職業柄、こんなご相談や悩みをよく伺う僕は、必ず
「まずは、自分の棚卸しをやってみてください!」
とお答えするようにしています。
なぜかというと、自分のやりたいことや自分に合った仕事を見つけようとするとき、まず最初に
ありのままの自分、本当の自分はどういう人間だっけ?
を知る作業=自己理解を深める作業をやっているかどうかで、結果が大きく変わるからです。
例えば、こんな経験はありませんか?
なぜ、このようなズレが出てしまうかというと、自己理解が不足していたからです。
もちろん、原因の全てが自己理解不足ではありませんが、先ほどの例だと
とどの原因も自分の本当の気持ちを無視した、気づかないふりをした、無意識のうちに蓋をしていた結果のズレだと考えられるわけです。
では、自己理解を深めるための具体的な作業の流れをお伝えします。
自己分析(自分の棚卸し)
自己分析(自分のトリセツづくり)
自己理解(自分を知る)
見るからに面倒そうですが、この順番に進めていかないと自分のことをちゃんと客観的に理解することができないんですよね。
「いやいや、自分のことなんか、自分でわかってる!」
って思われるかもしれませんが、自分のことだからこそ、わかっていないんです、ほんとに。
そんなめちゃくゃ重要な自分の棚卸し作業ですが、「じゃあ、すぐにやってみる!!」と前向きなお返事をいただける方は、多くても10人中2人ほどです、残念ながら・・・。
なぜ気が進まないのか理由を聞いてみると、習慣化、転職や複業・起業を考える上で重要な作業とはわかっているものの
- 棚卸しのやり方がわからない。
- 稼げるような経歴・経験やスキルを持っていないので、無意味。
- 過去に本やセミナーで棚卸しをやってみたことはあるけど、三日坊主に・・。
- 棚卸しは大切だとは思うけど、正直、面倒で気がすすまない。
と棚卸しにマイナスなイメージがあるからでした・・・。
そこで、今回は、楽しんで棚卸しをやってもらえるように考え方・行動のコツをお伝えしていきます。
この3つを実践すれば、これまで敬遠してきた自分の棚卸しを「楽しく・気持ちよく・最後まで」やり切っていただけるようになります。
自分の棚卸しのやり方
自分の棚卸しのザックリとした流れはこんな感じです。
思い出せる限り過去(幼少期)にさかのぼって
子供の頃からの性格、行動パターン、長所・短所、得意・苦手なこと、過去の経歴や身につけた知識・スキル、取得した資格や好きだったこと・やりたかったことなどを書き出す
書き出した内容(自分の構成要素)を自分でわかりやすい形に仕分けする
ポイントは「全て」を書き尽くす・文字に残すことです。
1番やってはいけないことは「恥ずかしい」「情けない」といった不要なフィルターをかけて、書く・書かないの判断をしてしまって、本来顕在化するはずの本当の自分に関する情報を捨ててしまうことです。
これだと、時間をかけて棚卸しをする意味が無くなりますので。
それと「自分の棚卸しをするのは、今回1回だけ頑張ってやればいいんですよね?」
という質問もよくいただくのですが、棚卸しは定期的に行う必要があります。
なぜなら
今のあなたの3ヶ月後・6ヶ月後・1年後・・・未来のあなたは確実に変化しているから
過去に苦手だったことが、得意になっていたり、やりたいことや叶えたい夢が増えているはずです!
欲しい未来を手に入れるための「新しい芽」を見つけてあげるためにも、絶対に自分の棚卸しは1回だけでやめてしまわないようにしてください。
逆に、何度でも上書きができるってわかっていれば、この1回に全身全霊をかけて挑む!みたいな力の入り過ぎた棚卸しをしてしまう間違えもなくなりますし。
自分の棚卸しのやり方〜自分のことを「色鉛筆セット」と考える
唐突すぎて「色鉛筆セット???」ってなりますよね!
子供の頃、「自分は12色のセットなのに、友達の〇〇ちゃんは24色、〇〇くんなんて36色!!」でおなじみの色鉛筆セットです。
- 自分=色鉛筆のケース
- 書き出した元ネタ=色鉛筆
とイメージしてみてください。
色鉛筆だけに、色の種類が多いセットの方が、魅力的で価値が高く感じるかもしれません。
でも、色が少ないことを延々悩んで絵を書くことができないかというと、そんなことはなかったと思います。
なぜなら、実際に絵を書く時には、色の種類の多い少ないよりも、手持ちの色をどのように組み合わせて、目的とする絵を描き上げるかの方が重要だとわかっているからです。
絵の上手い下手と、色の数は無関係ですしね。
自分の棚卸しもこれと全く同じです。
大事なのは
足りないことを嘆くよりも、出てきた自分の構成要素をどのように掛け合わせて、自己理解を深めるか
だからこそ
- 他人の棚卸し内容を意識する必要はありません。
- 構成要素数の多い少ないを気にする必要はありません。
- 自分の棚卸し結果を誰かと比べる必要はありません。
自分の棚卸しにおいて、気をつけるべきことはただひとつ。
自分が持っている「全て」を、いかに正直に加工することなく紙に書き出し尽くせるかどうかだけです!
そう考えると、棚卸しのプレッシャーや嫌なイメージから解放されませんか?
自分の棚卸しのやり方〜自分のことを「理想・憧れの人」と交換してしまう
- もう少しお金や時間があれば・・・
- もっと有名だったら・・・
- こんな人脈があったら・・・
- あと10歳若かったら・・・
いろいろと悩み出すと時間がもったいないので、思い切って、自分が理想とするライフスタイルを手に入れている人や、憧れている人になり切ってみてください!!
例えば
経済的・時間的自由を手に入れ、自分が望む人たちに囲まれ、気力・知力・体力に満ち溢れているスーパーな自分
そんな自分だったら、どんなことを書き出しますか?
「いやいや、ただの現実逃避でしょ・・・。」と呆れないでくださいね。
僕は本気で言っています。
今回の自分の棚卸しは
- 「今の仕事」
- 「今の環境」
- 「今の経済状況」
ありきの自分を書き出すことが目的ではありません。
あくまで「ありのままの自分」を探すための作業ですから「今の自分」はスッパリと忘れてください。
あまり難しく考えずに、何も制限がない条件で、自分のことを考えることって本当に楽しいので、試してみない手はありませんよ〜。
自分の棚卸しのやり方〜自分のことを「リラックスできる環境」におく
僕自身、サラリーマン時代に日々の勤務時間&通勤時間が長かった時期は、自分の棚卸しをするなんていう発想すら出てこない状況で心の余裕なんてゼロでしたので断言できます。
スキマ時間や片手間で棚卸しをやるのではなく、そのための時間を確保することを強くオススメします。
さらに
- リラックスできる場所
- 集中できる場所
- お気に入りの場所
など、そこに行くだけでテンションが上がって元気が出てくる場所があれば最高ですね!
ちなみに僕の場合「朝起きてすぐのボーッとしている時」「お風呂でボーッとしている時」がよく頭に浮かびます。
あなたは、いつ・どんな場所がリラックスして、ボーッとできる場所ですか?
「リラックスしている時に、わざわざ自分の棚卸しなんてしたくない」っていうお気持ちはわかりますが、その時間を捧げるだけの価値が棚卸しにはありますので、1回だけ、騙されてみてください。
まとめ
- どうしても欲しいカメラを見つけたから、スペックとか、1番いい条件で買える方法を調べた!
- 週末に行きたい温泉までの最短・最安ルートを調べた!
- 初めてのデートで行くレストランのおすすめ料理や口コミを調べた!
趣味や遊びで、欲しいものや理想の未来を手に入れるためなら、楽しみながら検索・比較・取捨選択ができてしまうのに、なぜ、自分自身の将来に大きな変化をもたらす自分の棚卸しは、面倒なんでしょうか?
実は、自分の棚卸しをしたくない理由は「リアルな自分を知りたくない・見たくないから」という場合が多いです。
さらに挙げると「できない自分、弱い自分、足りない自分を顕在化させたくない」から。
でも、人生100年時代を生きていく上で、備えを十分にしておくことは、とてもとても重要ですし、結果を出している人の全てが、自分の苦手なこと、やりたくないこと、できないことを誰かの力を借りて乗り越えているんですよね。
繰り返しになりますが、自分の戦闘能力や現在地を正確に客観的に把握しておくこと=自己理解を深めることが、何かに挑戦する時のはじめの一歩です。
新しい目標や欲しい未来を実現していくためには、自分の棚卸しは避けては通れない作業のため
- 自分のことを「色鉛筆セット」と考える→人と比べず、量も気にせず、自分の「いろ」を出し尽くす
- 自分のことを「理想・憧れの人」と交換してしまう→今の「環境」「経済状況」「人間関係」を無視する
- 自分のことを「リラックスできる環境」に置く→美味しい野菜は、いい土がないと生まれない
この3点を意識・実践することで、自分の棚卸しを楽しみながら作業するコツを見つけてもらえると嬉しいです。