こんにちは、コンドウです。
今、お勤めの会社は副業禁止でしょうか?
現在も副業禁止の企業にお勤めの人が圧倒的に多いと思いますが、三日坊主を克服し習慣化を目指す際の目的として、将来的に副業を始めたいという話をよく聞きます。
ただ、具体的に話を聞こうとすると
- 「うちは、副業禁止だから・・・ね。」
- 「まだまだ、副業解禁になりそうにないから・・・。」
と、話が尻すぼみになってしまいます。
相手から求められてもいないのに「そこで思考停止せずにその先を考えましょう、一緒に!」とはただのお節介になってしまうので言えないですが、すごく微妙な気持ちになります。
何が言いたいかというと、副業禁止を理由に思考停止するのは非常にもったいないってことです。
なぜなら、これからの時代
- 企業は一方的に副業を解禁できる
- 本業・副業と区別する概念がもう古い
- 備えなければ災いのみ
と、サラリーマンを取り巻く環境は、思考停止している暇がないほど大きく変わりつつあるからです。
もはや、副業という働き方を選択することが普通になることは明白で、令和時代において副業は働き方の選択肢の中で絶対に外せない選択肢のひとつと言えます。
副業禁止を理由に思考停止するのがもったいない理由
企業は一方的に副業を解禁できる
もちろん「じゃあ、明日から副業解禁ね」なんて企業はないですが
例えば「こういう働き方で、こういう人材を目指してください!」という形で副業解禁を告げられる日が突然やってくることは十分に考えられます。
それは「副業解禁になったから、バイトとか自由にできてラッキー!!」ではなく、確実に今までの働き方とは違う、新しい働き方を求められる日が来るということです。
採用基準や人事評価制度が大きく変わり、企業が求める人材像自体が激変するでしょう。
企業側が、ブランディングの一環として副業解禁を位置付けているのであれば、中の人のためではなく外からの人材流入を目論んだ想像を超える内容になるかもしれません。
そうなった時に、企業に重宝される人材・会社が手放したくない人材は、間違いなく
- 変化に柔軟性に対応できる
- 自発的に行動・創造できる
- 自社にとって新しい有益な「何か」をもたらす
など、会社に依存せず個人で力を発揮できることが条件となります。
逆に、定年までなんとかしがみつきたい、生活残業が目的などの旧来の社員のままでは、今以上に居場所がなくなるわけです。
本格的な副業解禁が始まっていない今だからこそ、思考停止せずに先行して動き始めることの価値があります。
本業・副業と区別する概念がもう古い
年功序列・終身雇用・新卒一括採用・定年制度
これまで取り入れられてきた制度がことごとく流動的なものになり、これからは、間違いなく副業 →複業(パラレルワーク)の時代になります。
なぜなら、企業側としては、社会保険料を負担しなくても済む「フリーランス」や「個人事業主」を仕事仲間として指名することが当たり前になってくるからです。
そうなると、企業は今後、今の雇用形態(正社員・契約社員・パートなど)にとらわれず、使える人材に向けて良い条件・待遇を提示し優秀な「個人」に仕事を任せることで、効率的に経営を行おうとします。
結果、時代の流れに適応できた「個人」だけが複数の収入の柱を確保し、複業を成立させることができるようになります。
「上場の超大手企業の部長だから、自分は大丈夫」
「そうはいっても、公務員だけは安泰」
そんな思考停止が、振り返るとあの時が人生の岐路だったとなるかもしれません。
本業のみでこれからの5年を乗り切れると考えることを止め、まずは今起きている状況に客観的な視点を持つことをオススメします。
備えなければ災いのみ
これからの働き方に関しては
「備えあれば憂いなし」改め「備えなければ災いのみ」
と考える方がいいと思います。
理由はそのままなのですが、煽りでもなんでもなく客観的に考えて、今の会社で定年までどうやってキャリアを積み上げるかを考える以上に、2つ目・3つ目の仕事を始めるとしたら
- いつまでに
- 自分のどの強みを活かして
- どんな仕事をするのか
これを、全力で考える必要があります。
事前告知があっての副業解禁ならまだ動きようがありますが
- 突然の戦力外通告
- 企業合併による環境の変化
- 突然の倒産
など、不測の事態が起きたときに最小限のダメージで次の道に進むためにも、今からしっかりと準備を進めておくことが大切です。
本業に置き換えられる仕事を1つ限定で探すとなると転職ぐらいしか思いつきませんが、本業の収入を2つ・3つと複数の仕事の合計収入で達成すればいいと考えれば、方法はたくさんあります。
まとめ
副業禁止を理由に思考停止することで
<思考停止する>
- 企業は一方的に副業を解禁できる
- 本業・副業という概念がもう古い
- 備えなければ災いのみ
<思考停止しない>
- 副業解禁の全盛期前に先手を打って行動できる
- 複業で生計を立てるための準備ができる
- 備えあれば憂いなし
これだけの差ができてしまいます。
この差をみると、思考停止の怖さをわかっていただけると思います!